壊れたおもちゃは捨てられてしまう。壊れたおもちゃを修理して、子どもたちに「物を大切にする心」を伝える「四街道おもちゃ病院」の活動を取材しました。

公開 2025/04/25(最終更新 2025/04/25)

幸

千葉県四街道市在住。趣味は御朱印集め、ドライブ、アニメ鑑賞。散歩をしながら近所のカフェを探しています。写真は練習中です。最近、柴犬を飼い始め子犬のトレーニングに奮闘中。

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諦めずに一度、見てもらおう

「どこが悪いのかな?」時には入院(預かり修理)になることも
「どこが悪いのかな?」時には入院(預かり修理)になることも

四街道おもちゃ病院は市内5カ所で定期的に開催されています。

現在、22人のドクターが所属し、ボランティアでおもちゃの修理を請け負っています。

2024年は220件の修理を受け付けました。

流行のキャラクターおもちゃから年季の入った思い出の品まで多種多様な修理を行います。

分解した内部を見られる貴重な体験ができます。ぜひお子さんと一緒に来場を
分解した内部を見られる貴重な体験ができます。ぜひお子さんと一緒に来場を

ドクターたちの知恵と技術を集結

持ち込まれたおもちゃは、まず持ち主への丁寧な問診からスタート。

その後すぐに診察に入り、不具合の原因を探ります。

電池を入れる部分や主要部のカバーを開け、ドクターはさまざまなツールを使いながら、細かい部品の状態をチェック。

割れや欠けがないか、正しくはまっているかを確認しながら、慎重に修理を進めます。

意外にも、その場で直ることも多いそうです。

「人間の病院と同じで、中の骨組みが折れていれば整形外科、外側の皮が破けていれば皮膚科、というように、いろいろな専門分野が必要なんですよ」と話すのは代表の小林さん。

ドクターたちはそれぞれの得意分野を生かし、おもちゃの「治療」に取り組んでいます。

子どもたちの笑顔が何よりの報酬

青い旗が目印です。優しいドクターが待っています
青い旗が目印です。優しいドクターが待っています

元通りになったおもちゃを子どもたちに渡す時、驚きの表情と最高の笑顔を見せてくれます。

その笑顔を見られることが、活動のモチベーションになっているそうです。

これからも子どもたちが安心して遊べるように、ドクターたちは今日も大切なおもちゃの治療に励んでいます。

※部品交換発生時以外基本無料
※開催場所・日時はHPでご確認ください

問い合わせ
電話番号/043-421-6300
四街道市ボランティアセンター
ホームページ/http://toydoctor123.web.fc2.com