「今のいいねー」「そこはやり直し!」。大きな声の飛び交う体育館で、跳びはねる子どもたちと見守る親たち。そこには、縄跳びを通して成長する親子の姿がありました。

公開 2025/05/10(最終更新 2025/05/09)

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60才直前にて、サラリーマン生活を卒業。今まで、ぼんやり夢見ていたことや、新しく興味を持ったことにもどんどん挑戦し、第2の人生を思いっきり満喫中の少年の心を持つ普通の親父です。

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7月開催の世界選手権に出場決定!

2011年に発足した「柏なわとびクラブ」。

取材日は全日本大会の前日で、練習にも一層熱が入っていました。個人練習では納得するまで跳び続け、チーム練習では成功するまで何度もやり直します。

「柏なわとびクラブ」できるまで繰り返すチーム練習
できるまで繰り返すチーム練習

そして「これは、全国でもうちしかできないんです」と紹介された14人でのショーフリースタイル。

「柏なわとびクラブ」誰もまねのできないショーフリースタイル
誰もまねのできないショーフリースタイル
「柏なわとびクラブ」息の合ったチーム演技
息の合ったチーム演技

互いを信頼しないとできない複雑な演技は感動ものです。

大会では、ショーフリーをはじめ31個の金メダルを獲得。

「柏なわとびクラブ」全日本選手権での受賞者たち
全日本選手権での受賞者たち

日本初開催となる7月の世界選手権も活躍に期待です。

なわとびを通して人を成長させる

「ここで学んでほしいのは、一生懸命やることの大切さと、本当の楽しさ」と、代表の高 直恵(こう なおえ)さん。

「柏なわとびクラブ」縄跳びへの思いを語 る高 直恵さん
縄跳びへの思いを語 る高 直恵さん

クラブの名称が平仮名なのも、楽しさを伝えることが狙いとのこと。

子どもたち一人一人と向き合い、子ども自身に考えさせ、目標と進め方を一緒に決めます。

「楽しむためには勝つことも大事」と必死に戦略を考えるそうです。

幅広い年代がいて、他人の子も本気で叱り、思い切り褒めてくれる大人がいる。

上の子を見て育ち、下の子を育てることで自分も成長する。

この環境こそが、このクラブの強さを支えています。

縄跳びは人と人をつなげるもの

同クラブは、縄跳びの普及活動として出張授業にも力を入れています。

内容は、憧れの二重跳びとお悩み解決。

短時間で子どもたちを前向きにさせるのは大変だそうですが、訪問先の縄跳び人口は着実に増えているとか。

「多くの人に、縄跳びを好きになってほしい」と優しく語る高さん。

「縄跳びは人と人をつなぐもの。縄を長くすれば多くの人が中に入り、短くすれば持つ人との距離が縮まる」とも。

縄1本あればできる身近なスポーツ。久し振りに跳んでみませんか。

「柏なわとびクラブ」幅広い年代がそろう
幅広い年代がそろいます

問い合わせ
メールアドレス/nawatobi123@gmail.com 柏なわとびクラブ
Instagram/@kashiwa.nc