
公開 2025/05/19(最終更新 2025/06/10)
人のために、環境のために「おいしい空気」をつくる
第二次世界大戦が終わり、アメリカに渡った創業者が見たものは窓の閉まった高層ビルの光景でした。「なぜ窓を閉めていられるのか」と不思議に思った創業者は、ビルの管理室で「その秘密はエアフィルター」と教えてもらいました。「日本にもきっとこのような高層ビルが建つ時代が訪れるだろう」と考えた創業者は、前身の繊維商社から冷房機・空気清浄装置の輸入販売へと転身しました。その後、1960年に日本エアフィルター株式会社を設立。輸入ではなく、自社でエアフィルターを開発・製造するようになり、病院の手術室や食品工場に求められる専門的な技術を極めていきました。
何気なく過ごしている日常の空間でもエアフィルターが活躍中!
開発・製造を担うのは日本エアフィルター株式会社、営業や空調設備のメンテナンス・サポートを担当するのは進和テック株式会社です。それぞれ役割は異なりますが、「おいしい空気」を届けるという目的は共通しています。商業ビルではろ過した外気を導入し、飲食店で発生した匂いを脱臭フィルターで除去。各種工場や地下鉄、博物館や美術館など、あなたが何気なく過ごしている空間でも、エアフィルターが活躍しています。
会社概要
進和テック株式会社
代表取締役社長 渡邊 裕元
所在地/東京都中野区本町1-32-2 ハーモニータワー28階
電話番号/03-5352-7200(代表)
従業員数/257名
資本金/1億円
設立/1946年2月

日本エアフィルター株式会社
代表取締役社長 渡邊 裕元
所在地/神奈川県平塚市久領堤1-37
従業員数/141名
資本金/1億円
設立/1960年1月

【インタビュー】何をするにも“ハート”がないとダメ 代表取締役社長 渡邊 裕元さん

御社の強みを教えてください
日本で初めてエアフィルターを導入した先駆者であることです。進和テックは空気清浄の概念を初めて日本に持ち込み、以来約80年にわたり業界トップクラスの地位を維持しています。
日本エアフィルターは社名の通りこの業界で最初に国産のエアフィルターを供給した会社です。さまざまな場所でお客さまの課題を聞き、それに対してどのように解決するかを考えてきました。
例えば、物の混入を嫌う食品工場で「ミカンキイロアザミウマ」という体長1mmほどの害虫に悩まされていると聞いて、ほぼシャットアウトできる「パーフェクト・バグガード」というフィルターを開発。また、新型コロナウイルスが爆発的に広まった2020年には、新型コロナウイルスに効果があるという結果が出た「ウイルスガード」という製品を開発し、飛ぶように売れました。
どのような人材を評価していますか?
「困っている人を助けたい」という、強い想いを持った「ハートのある人物」です。私たちが最初にお客さまのもとを訪れる際に必ずお尋ねするのは、「何かお困りごとはありませんか?」という言葉です。そこから信頼関係が生まれ、つながりができ、そのうえで私たちの製品を気に入っていただければと考えています。もちろん最初は水回りやポンプの不具合を相談されても、フィルター以外のことはみんな分かりませんでした。でもそこで横のつながりや、チームワークを大事にしていることが非常に効果的でした。
例えば「新しいお客さまにアスファルトの補修を依頼された」と東京である社員が助けを求めたら、 大阪から「資料一式を送るので分からないことがあったら聞いて」という返事が来たりしたこともあります。 実体験が共有されているから社員は一人で学ぶより早く成長していけるのです。
会社の魅力はどんなところにあると思われますか?
日本初のフィルター専業メーカーとして、さまざまな分野で「勝ち組」として実績を積み上げてきた点が大きな魅力だと感じています。例えば、地下鉄のホームでは、鉄のレールと鉄の車輪がこすれ合うことで、空気中に多くの鉄粉が舞っているのですが、このような環境に対応するエアフィルターを製造している企業は、日本国内でもごくわずかしかありません。また、自由度の高い社風も当社の大きな特徴です。自分の適性がまだはっきりしていない方でも、進和テック、日本エアフィルター共にさまざまな業務があり、いろいろな部署を経験したうえで配属を決めることも可能です。
まずは一度、実際に見に来ていただきたいですね。
あなたはどちらのタイプ? ヒーロー or 匠
次の5つの質問で、AとBどちらがより当てはまるか答えてください。

A が多かった人 … ヒーロータイプ
B が多かった人 … 匠タイプ
ヒーロータイプのあなたは進和テックへ

お客さまの困りごとを解決する
ビルや工場、病院といった施設に商品を案内しています。ですが、ただの営業ではありません。顧客が「今困っていること」に対し、何ができるかを考えるのが大事。軽微なメンテナンスから、時には業者の紹介まで対応し、顧客にとって「ヒーロー」のような存在に!


進和テックのキーワード
チームワーク
個人で成績を競うのではなく、全社がワンチームとなって「皆で成長する」のがモットー。事例やノウハウを共有し、知恵を持ち寄る「誰一人取り残さない」企業文化が根付いています。
挑戦
自由な発想でのチャレンジを歓迎しています。失敗は恐れなくてOK。その経験が今後のリスクヘッジにつながるという考えから、むしろ失敗も大歓迎!
リスペクト
営業と開発、立場の異なるスタッフ同士でも「いい商品を世に出したい」という思いは一緒。顧客の要望に応えられる商品を自社開発できることに誇りを持ち、互いにリスペクトの気持ちを持って仕事に取り組んでいます。

匠タイプのあなたは日本エアフィルターへ

優れた技術で世の中の役に立つ
エアフィルターを中心に、「見えない敵(汚れやウイルス)」と戦う商品を開発・製作しています。日本エアフィルターには、60年以上にわたって培われた技術を継承し、進化させる多くの匠が在籍。ものづくりを通して、人と環境を守る「縁の下の力持ち」といえる仕事です。



日本エアフィルターのココがスゴイ!!
専門性に特化
エアフィルターは、使用する場所によってさまざまな特性が求められます。例えば地下鉄の構内。レールと車輪がこすれて発生する粒子物質に、対応できるフィルターが必要です。この技術を持っているのは日本でも数社に限られています。
自分の適性が見つかる
工場には、部品の調達や設計図の作成、積算、溶接や組み立て、塗装…いろいろな仕事があります。「何が向いているのか分からない」という社員には、ジョブローテーションで一通り経験してもらうことも可能。その中で「これ」という自分の道が見つかるはず!
先輩たちが築いたノウハウ
国内でいち早く、エアフィルターの開発・製造を始めた同社だからこそ、長年受け継がれた技術があります。築き上げてきた技術と信頼によって、各企業から「指名買い」されることも多いそう。

身近なところで製品が使われています


個別説明会も実施
「進和テックと日本エアフィルターの違いは?」「仕事内容を知りたい」など、気軽におしゃべりしませんか?
