公開 2025/05/19(最終更新 2025/05/20)

創業の地・成田と共に歩んできた120年

「成田の建設会社といえば平山建設」と言われるほど、地元ではおなじみの同社。1901年に千葉県北総地域に創業し、2021年には創業120周年、2022年には設立60周年を迎えた老舗企業です。現社長の平山秀樹氏(筑波大卒)は4代目。先代から受け継いだ伝統を大切にしながら、新しい技術や仕組みも意欲的に採用し、従来の建築業に加え、賃貸管理業やホテル業など多角的に事業を展開しています。

個人向けの戸建て住宅から、多くの人が利用する公共の施設まで。成田に軸足を置き、さまざまな建物を生み出すことで、地域に欠かせない存在として成長し続けています。

大型マンションの建設からホテル運営まで

新たな柱として成長しているのは、賃貸マンションの建設、賃貸管理業、ホテル業の3つ。これまで153棟、4,461世帯分の賃貸マンションを建設し、その一部の賃貸管理業を担うことで、収益の安定確保に成功しています。2000年にスタートしたホテル業では、同社が培ってきたマンション建設のノウハウを生かし、企画から設計・施工、経営までを担当。インバウンド効果で注目を集める成田市内で、2025年現在3棟496室の都市型ビジネスホテルを運営しています。基本を大切にしつつも今までにない挑戦と創造で、街の発展に寄与しています。

会社概要

平山建設株式会社

代表取締役社長 平山 秀樹
所在地/千葉県成田市花崎町943-1
電話番号/0476-23-1111(代表)
従業員数/80名
資本金/1億円
設立/1962年8月

平山建設株式会社データ

平山建設の仕事とは、ふるさとづくり街づくり建物づくり

平山建設の成田山新勝寺の表参道の道を拡張する「セットバック事業」

平山建設は、単に建物だけをつくる会社ではなく、「ふるさと」と「街」をつくる会社です。中でも、成田山新勝寺の表参道の道を拡張する「セットバック事業」は、住民による街づくり団体と一緒に、長年取り組んでいる大切な事業のひとつ。街の景観を損なわない意匠性の高い建築を通して、歴史ある成田の街並みを後世に残す役割を担っています。

【Topic01】人々の生活を守る建築を幅広くカバー

平山建設が手掛ける建築の規模は多岐にわたります。「世代と世代、家族と家族をつなぐ」をテーマに、地域に密着して安心して暮らせる街づくりを行っています。

集合住宅
入居者やオーナーのニーズを満たす高品質で丈夫な鉄筋コンクリート建築。

戸建て住宅
耐震性、断熱性、遮音性に優れた「内外断熱工法」を採用。安心で快適な住環境を提供しています。

公共建築
小中学校や野球場など、地域にとって大切な施設も手掛けています。

幼児教育施設
千葉県八千代市の「マリヤ保育園(現・マリヤこども園)」を建築し、子どもたちの未来に貢献。

高齢者施設
運営企業のマッチング、施設の計画から建築、補助金申請までワンストップで。

商業用施設
ロードサイド店舗やテナントショップ、ホテルなど。

産業用建築
工場、倉庫、冷凍冷蔵庫、事務所ビルなどの建築で地元産業をバックアップ。

システム建築
建築生産プロセスをシステム化した工業化建築製品。低コスト・高品質・短納期が特徴です。

■施工実績(一部)

京成成田駅東口センターゲートビル(成田市)
京成成田駅東口センターゲートビル(成田市)
ナスパ・スタジアム(成田市)
ナスパ・スタジアム(成田市)
公津の杜小学校(成田市)
公津の杜小学校(成田市)

【Topic02】コーポレートブランド「NaSPA」について

「NaSPA」とは平山建設が掲げるブランド。名前の由来は、「成田(Narita)を本拠地にして、住空間(SPAce)を提供」から。ホテル業、賃貸、管理業など、同社の展開するさまざまな事業のベースとなっています。

【Topic03】地元で愛されるホテルを運営

「センターホテル成田1」「センターホテル成田2 R51」「ミートイン成田」の3棟を運営

「センターホテル成田1」「センターホテル成田2 R51」「ミートイン成田」の3棟を運営。京成成田駅から徒歩圏内の立地の良さに加え、「来る人には楽しみを 帰る人には喜びを」を大事にしたおもてなしが魅力です。

【歴史】材木の営業から建設業界へ成田を拠点に事業を拡大

1901年に平山金吉氏が平山商店を創業。木材や薪炭の営業から事業を始め、1916年には成田市で建築請負業を開始しました。1962年に、平山建設株式会社を設立。金吉氏の孫にあたる金吾氏が代表取締役に就任し、木材住宅を請け負うようになります。翌年に芝山中学校の建築を受注したことで、建設業に本格参入。以来、成田に拠点を構え時代に合わせた価値を提供し続けています。

モットー心・美・信・禮・創

1987年に若手社員を中心に考案。事業を展開するうえの大切な「軸」として、令和の今も社員に大切にされています。

企業風土

企業風土

DXで働き方改革

県内ではいち早くDX認定事業者に

2022年8月に、経済産業省の「DX認定事業者」に選定されました。残業時間の減少にもつながるなど、生産性が高く働きやすい職場環境を実現しています。

デジタル化・クラウド化で業務を効率化

現場で必要な資料をペーパーレス化、クラウド上で管理・共有できる仕組みを整え、業務効率化を推進。コロナ禍で余儀なくされたテレワークへの移行にも役立ちました。

若手社員が活躍できる

若手社員が活躍できる

20代の役職者も誕生 働きぶりをきちんと評価

スキル習熟度や企業理念の浸透といった項目からなるスキルマップを基に、半期ごとに評価。また、所長という若手にとっての「憧れの存在」が身近にいるため、成長や挑戦の意欲が高まりやすく、年齢・社歴に関係なく活躍を見せる社員も多数。

平山建設の主な職種

施行管理職
工事が安全に、計画通り進められているかを管理する仕事。

設計職
建築物の設計をする仕事。

積算職
工事にかかる費用を算出する仕事。

不動産管理職
自社が施工した賃貸物件を管理する仕事。

求める人物像

● 真面目にこつこつと物事に取り組める人。

● 街づくりに関わりたい人。

● チームで仕事をすることに喜びを感じられる人。

【インタビュー】平山建設の働きやすさ、やりがいは?

平山建設の働きやすさ、やりがいは?

仕事をする上で大切にしていることは何ですか?

「言うときは言う」ということです。普段は和気あいあいとした雰囲気の中で、職人さんたちと楽しく仕事をしていますが、品質などの面においては、自分にも他人にも厳しくいられるように心がけています。建築は一つの作品。お客さまの期待を超えるものを作り上げたいという気持ちで、常に仕事に取り組んでいます。自分が関わった建物が完成した瞬間は何にも代えがたい喜びがありますよ。

今、力を入れていることは?

「BIM(ビルディングインフォメーションモデリング)」というソフトの活用です。コンピューター上に3Dモデルで建物を再現するので、図面と比べて建築後のイメージが伝わりやすいというメリットがあります。また、設計や施工のシミュレーションにも有効です。

平山建設の働きやすさ、やりがいは?

どのような仕事をしていますか?

現場での写真撮影や施工管理、整備などをしています。現場の写真は状況を伝える大切なものなので、「1枚にできるだけたくさんの情報を入れる」ということに気を付けています。配属後すぐに、事務作業などを任せていただけたので、責任感も芽生えました。忙しい所長を手助けできていると実感した時に、やりがいを感じます。

入社してみての印象は?

丁寧に仕事に取り組む人、こだわりのある人が多いという印象です。今は「BIM」の勉強をしています。新たなことを学べ、チャレンジできる環境の中で、楽しく仕事に取り組んでいます。

平山建設の働きやすさ、やりがいは?

平山建設の魅力は?

一つの建物を、最初から最後まで担当させてもらえることです。一部の工程だけではなく、トータルに関われるので、どのような流れで建物ができていくのかを把握でき、自分が担当した建物がどんどん大きくなっていくのを見ると愛着が湧きます。会社のユニフォームを着ていると街の人から声を掛けられることも。自分たちの会社が建てた建物で、実際に生活をしている人たちがすぐ側にいるというのは、うれしいことです。

どんな人におすすめですか?

自分の仕事の成果を身近に感じたい人にはおすすめです! また、成田は歴史の深い街。街並みや歴史、文化を守りながら新しい建物を造りたい…そんな志がある方にはぴったりだと思います。

3代目社長金吾氏の「31の言葉」

金吾氏の経営理念と指針が凝縮された「31の言葉」。金吾氏は生前、社員たちに「経営判断や行動に迷ったらこの言葉を読み直せ、深く読め」と繰り返し話していたそうです。

陰徳を積む

「31の言葉」より。「善行は人知れずしてはじめてその功がある」 見返りを求めない大切さを説く言葉。