今年も父の日がやってきます。そこで、地域新聞社のメルマガ会員935人に「父の日に関するアンケート調査」を実施しました。ご回答いただいた皆さま、ありがとうございました。アンケート結果と共に、心温まる父への感動エピソードやリアルな本音をお届けします。
公開 2025/05/28(最終更新 2025/05/28)

目次
父の日にギフトを「贈る・贈る可能性が高い」人は56.4%。母の日より11.6ポイント低い結果に

「今年の父の日、ギフトを贈る予定はありますか?」という質問に対し、「贈る」と回答した人は37.8%、「贈る可能性が高い」と回答した人は18.6%。合計56.4%の人がギフトを贈る意向を示しました。
一方、2025年3月に実施した母の日に関する同様の調査(※)では贈る意向の人は68.0%だったため、父の日は母の日に比べると、ギフトを贈る人の割合がやや低いことが分かります。
※母の日調査:2025年3月実施 株式会社地域新聞社調べ(有効回答数1031人)。以下、母の日データも同調査より。
ギフト予算の中心は「2,000円~3,999円」

父の日ギフトの予算は、「2,000円~3,999円」が最も多く「4,000円~5,999円」が2位。母の日と比べて価格帯に大きな差はありませんでした。
食品では父の日「お酒」21.5%、母の日「洋菓子」30.7%と明確な違い

ギフトを選ぶ際に重視するものは、父の日・母の日ともに「相手の好みに合わせたもの」がトップでした。
手軽に贈れて人気がある食品ギフトのジャンルでは、父の日は「お酒(ワイン、日本酒、ビールなど)」が21.5%で最も人気を集めました。
一方、母の日では「スイーツ(洋菓子)」が30.7%でトップ、次いで「スイーツ(和菓子)」が24.6%と、父の日と母の日で明確な違いが見られました。
「ありがとう」と伝えたい!でも「ここ数年伝えていない」人が約4割にも

「最近お父さんへ”ありがとう”を伝えたのは、いつですか?」という質問では、「ここ数年伝えていない」が39.5%と最も多い結果となりました。

お父さんへ「ありがとう」を伝えた方法についての調査では、35.5%が「(心の中では感謝しているが)伝えていない」と回答しました。感謝の気持ちはあっても、言葉や形で伝えられていない人が少なくない実態がうかがえます。
一方、実際に「ありがとう」を伝えた方法の内訳は以下の通りです。
・直接言葉で(38.9%)
・電話やビデオ通話(3.7%)
・SMSやメール(8.7%)
・メッセージカードや手紙(4.8%)
・プレゼントに気持ちを込めて(8.4%)
父の日に届けたい気持ちは「ありがとう」と「健康でいてほしい」

どんな気持ちを贈り物と共に届けたいかを尋ねたところ、「ありがとう」が34.6%でトップ。僅差で「健康でいてほしい」が30.6%と続き、父親への感謝と健康を願う気持ちが特に強いことが分かりました。
次に「喜ぶ顔が見たい」「一緒に楽しい時間を過ごしたい」が続き、贈り物を通して“気持ちを伝える”だけでなく、相手の喜びを自分の喜びとして感じたいという、温かな気持ちが表れているようです。
「失敗作の灰皿を何年も…」「ドロドロのシチューを『うまい』と完食」忘れられない父の日のエピソード
父の日にまつわる思い出には、普段は伝えにくい“ありがとう”の気持ちが、さまざまな形で表れていました。アンケートに寄せられたエピソードの中から5つをご紹介します。
■「幼稚園の頃、紙粘土で作ったボーダー模様の灰皿。絵の具が垂れて失敗作だったけれど、父は車の中で長年使ってくれました。捨てるときも『悪いけど…』と一言添えてくれて、子どもながらに感謝と申し訳なさで胸がいっぱいになったのを今も覚えています。」(千葉県・50代女性)
■「小3のとき、父に作った初めてのシチュー。牛乳を入れ忘れてドロドロに。でも父は『うまい、うまい』と完食。味覚を疑ったけど、あれは優しさだったんだと後から気づきました。」(千葉県・50代男性)
■「身体の痛みを訴える父にマッサージ機を贈ったら、孫たちがマッサージを手伝い、涙を流して喜んでくれました。家族の温かさを感じた、忘れられない父の日です。」(千葉県・40代女性)
■「今も毎日、仏壇にお茶を供えながら『ありがとう』と語りかけています。今年の父の日は、父の好物だった日本酒をお供えするつもりです。」(千葉県・60代男性)
■「寡黙なお義父さんと距離のあった夫。子どもが初めて渡した父の日のプレゼントに、義父は目に涙を浮かべ『ありがとう』と一言。それをきっかけに、二人の関係がぐっと近づきました。」(千葉県・30代女性)
これらの声からは、伝えきれなかった気持ち、照れくさいけど忘れたくない思い出、そして家族の絆があふれています。“父の日”は、そんな感謝をそっと伝えるきっかけなのかもしれません。
父の日を、心からの「ありがとう」を伝える特別な機会に
父の日は母の日に比べてギフトを贈る率が低い傾向にあるものの、父親への感謝の気持ちや健康を願う想いは決して小さくないことが、エピソードなどからうかがえます。「ここ数年”ありがとう”を伝えていない」「心の中では感謝しているが伝えていない」という声も多く、照れくささやタイミングの難しさが心理的なハードルになっているのかもしれません。
年に一度の父の日は、そうしたハードルを乗り越え、普段はなかなか言葉や形にできない感謝の気持ちを伝えるための「特別なきっかけ」となるのではないでしょうか。心のこもったギフトや、少し勇気を出して伝える「ありがとう」の言葉は、お父さんにとって何よりうれしい、忘れられない贈り物になるでしょう。
「ちいきの逸品」で父の日ギフト受付中!
地域新聞社が運営するECサイト「ちいきの逸品」では、千葉県内の事業者が心を込めて作ったギフトを豊富に取りそろえています。地域密着のフリーペーパー『ちいき新聞』で培った取材力を活かし、作り手の想いを直接うかがいながら厳選した商品ばかりです。

アンケートでも人気の高かったお酒をはじめ、おつまみにぴったりの逸品や、健康に配慮した食品など、父の日の贈り物に最適な品々をご用意しています。おすすめ商品の一例をご紹介します。
ギフト箱入り醸造長おまかせ5本セット【流山麦酒】

地元の農産物を使用し、流山の風景を味わえるクラフトビールがそろう流山麦酒。白みりんを使用した「みりんジンジャー」は「千葉県民がおっぺす!おくりものグランプリ2024」で「ちいき新聞賞」を受賞したお墨付きの贈り物です。
末廣農場ハム【末廣農場】

やわらかな食感とすっきりとしたうまみが特徴のブランド豚・房総ポークの超粗びき肉を厳選して使用。そのままでも、厚切りにしてあぶっても、肉の甘みやジューシーさが口いっぱいに広がります。
近江の佃煮満喫セット【佃煮近江】

勝浦漁港で水揚げされた上質のカツオを使い、酒・砂糖・みりん・しょうゆといった基本的な調味料のみで、保存料や着色料を使わずに仕上げています。家族3人、手作業で作り上げるこだわりの佃煮です。
10代目渾身のうなぎしぐれ煮・兜煮詰合せ【いかだ焼本舗正上】

採取時期わずか1週間という生ざんしょうを使用した、さんしょうの風味香る「うなぎしぐれ煮」と、ウナギの頭を煮た「うなぎ兜煮」のセットです。
千葉日誌(8個入り)【もりしん】

「食べてしっとり、お茶で流せばさらっと消える理想の皮とあんこ」を追求した人気のもなか。少し硬めで存在感のある粒あんと、さっくり香ばしい薄皮が絶妙のハーモニーを奏でます。
ご注文は、「ちいきの逸品」(https://mart.chiicomi.com/)にて承っております。ラッピングやメッセージカードの無料サービス対象商品も多数ご用意しています。
ECサイト「ちいきの逸品」とは

「ちいきの逸品」は、千葉県の地元産品を中心に、こだわりの品を各店直送で全国へお届けするECサイトです。『ちいき新聞』の発行を通して培ってきた取材網を活用し、作り手の皆さまに直接お会いして、丁寧にその魅力をお伝えしています。千葉名産の「落花生」を使った加工商品をはじめ、地元の生産者や老舗が心を込めて手がけた商品を多数取りそろ揃えています。
「ちいきの逸品」URL:https://mart.chiicomi.com/
アンケート調査概要
(株)地域新聞社リサーチ&マーケティング部調べ
調査期間:2025年5月3日(土)~6日(火)
調査対象者:地域新聞社メールマガジン会員(45,639人)
調査方法:メールマガジン配信によるWEBアンケート
有効回答数:935人(うち千葉県在住者928人)
調査内容:父の日ギフトの購入意向や選定基準、予算などについて
