特定非営利活動法人はぁもにぃでは、チャレンジドの皆さんが手がける完熟生はちみつ&はちみつスイーツをお届けしています。
公開 2025/06/05(最終更新 2025/05/29)

花
48歳で普通自動二輪免許を取得したへっぽこアラフィフ主婦ライダー。千葉は魅力的なライディングスポットがたくさん!取材と称してソロツーを楽しんでいます。【ブログ】https://ameblo.jp/ohana-hann/
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特定非営利活動法人はぁもにぃでは、さまざまな障がいのある「チャレンジドメンバー」が生産する商品を販売し、持続的な生活向上を支える活動に取り組んでいます。
市場価格より低い価格に設定されることが多いという福祉施設の商品。
はぁもにぃ代表の長浜さんは「私たちが手がけるのは、丁寧に作った高品質の商品。良い商品を正当な評価と価格で販売されることを目指しています」と語ります。


ユニークなのは「チャレンジドだからこそ」生み出せる商品作りを実践している点。
丁寧なルーティンワークが求められる養蜂は、チャレンジドメンバーの得意分野!
「ミツバチが集めたはちみつを、世話をした対価として、ミツバチに負荷がかからない量だけ頂く」という考えの下、はぁもにぃ養蜂部では手間と時間をかけてはちみつを採取しています。

春から夏、ミツバチは花の蜜を集め、食料として保存するため、羽ばたいて水分を蒸発させます。
水分が20%以下になり蜜ぶたができると、人気商品「完熟生はちみつ」の完成。
採蜜量は少ないですが、ミツバチへの負担が少なく、加熱処理をしないので、はちみつ本来の酵素やミネラルを壊すことなく、濃厚ながらすっきりとした甘さのはちみつになるのです。

プリンとはちみつ幸せなハーモニー

このはちみつをスイーツで楽しめるのが、お菓子工房はぁもにぃの「プリンセスぷりん」。
今回、特別に製造工程を見学させてもらいました。
使用しているのは北川鶏園の千葉県産産みたて卵「ぷりんセス・エッグ」と、ビタミン類が壊れにくく、生乳本来に近い風味が残せるHTST法で殺菌した「八千代牛乳」。
整理された清潔なキッチンで、チャレンジドメンバーは一つ一つ工程を確認し、丁寧に手際良く作業を進めます。
口当たりの良さを出すため、独自にレシピ開発したプリン液は3度こし。
オーブンで約50分蒸し焼きにしたら、上品な甘さの、舌でとろける「プリンセスぷりん」の完成です。
そのままの味を楽しんだら、別添のほんのりビターでスパイシーな甘さの「からすざんしょうはちみつ」をトッピング。
それぞれの味のマリアージュが、新しい味わいを誕生させます。
「お客さまに幸せなおいしさを届けられる気がするので、笑顔でお菓子を作るようにしています」と語る工房のチャレンジドメンバー。
口に入れると思わず頰がほころんでしまう「プリンセスぷりん」。
その秘密は、おいしさだけではないのかもしれません。

