子どもを対象に、規格外の花に命を吹き込む体験型企画が、守谷市市民交流プラザで開催。花の流通を学ぶ機会にもなります。屋外広場では、切り花と苗の販売も行われます。

※参加募集は定員に達したためすでに締め切り
※写真はいずれも昨年の様子

公開 2025/06/14(最終更新 2025/06/10)

ちいき新聞ライター

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規格外、フラワーロスって何だろう

「皆さんは『フラワーロス』をご存じですか」

――そんな問い掛けから始まる体験型企画が、守谷市市民交流プラザで開かれます。

規格外のお花でアレンジメント オレンジのフラワーカーが目印
オレンジのフラワーカーが目印

市場出荷に適さない「規格外」の花を用いて、子どもたちが自由にフラワーアレンジメントを楽しむもので、今年で2回目。

企画を発案したのは守谷市民活動支援センターの髙橋真美センター長。

園芸療法士の資格を持ち、市民向けの「花育」講師も務めています。

コロナ禍で花を使用するイベントが次々と中止になった頃から、廃棄される花の増加に心を痛めていたそうです。

そんな時、髙橋さんはフラワーカーで移動販売を行っている、つくばみらい市の花農家、海老原寛孝・映理さん夫妻の存在を知り、実際に訪問。

2年間の準備期間を経て、昨年企画が実現しました。

好きな花を好きなようにアレンジ!

アレンジメント教室の対象は年長から小学6年生まで。

子どもたちは、好きな花を好きな本数選んで思い思いの作品を作り、完成したアレンジメントは持ち帰ることができます(募集は終了)。

規格外のお花でアレンジメント 好きな花を好きなだけ使ってアレンジに挑戦
好きな花を好きなだけ使ってアレンジに挑戦
規格外のお花でアレンジメント 子どもたちの感性が光る
子どもたちの感性が光る

また当日は、規格外の切り花や苗の一般販売も行われます。

「花は、鑑賞できなくなった時点が消費期限と思われがちですが、農家にとっては出荷基準に合わない段階で廃棄対象となるのです」と髙橋さん。

花の流通の仕組みも子どもたちに伝え、「花を通じて感性を育み、心の安らぎを感じてほしい」と語っています。

規格外のお花でアレンジメント 規格外の理由や長持ちさせる方法など、説明しなが ら販売する海老原夫妻
規格外の理由や長持ちさせる方法など、説明しなが ら販売する海老原夫妻

今後は大人向けの展開も視野に、花農家と市民がつながる場をつくりたいと話してくれました。(取材・執筆/ふくちゃん)

規格外のお花でアレンジメント!
日時/6月28日(土)午後1時30分~午後3時
場所/守谷市市民交流プラザ 市民ギャラリーおよびギャラリー広場前
住所/茨城県守谷市御所ケ丘5-25-1

問い合わせ
電話番号/0297-46-3370 守谷市民活動支援センター
ホームページ/https://moriya-cac.org