公開 2025/07/03(最終更新 2025/07/01)

編集部

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日本のアジサイの仲間アナベル

原種は北アメリカの東部に自生し、和名はアメリカノリノキ。

日本のアジサイは旧枝(きゅうし)咲き(※)ですが、アナベルは春に出た新枝の先端に、バレーボール大の優しい純白の大輪花を咲かせます。

年々花数が増え、地下茎で株が増殖していくのが特徴。

アジサイより樹高が低く、6月から7月にかけて長く咲くため、家庭園芸として花壇などに最適です。

※前年に伸びた枝に花芽をつけ、翌年その枝に花を咲かせる咲き方

剪定方法により花の大きさが変わる

新枝の先端に花芽がつくため、葉が落ちた後に株の根際から枝を全て切ると大輪の花となり、枝を残して剪定(せんてい)すると中輪の花がたくさん咲きます。

アジサイよりも日当たりを好むので真夏でもしおれず、株分けや挿し木でも繁殖可能。

園芸種にはピンクアナベルや矮性(わいせい)種、巨大輪種があります。

(樹木医Y・K)

初心者にも育てやすいアメリカアジサイ「アナベル」
初心者にも育てやすいアメリカアジサイ「アナベル」