3人制バスケットボール3×3(スリー・エックス・スリー)は、コートの半分を使い、動きの激しさが特色。プロチームの北総ライノスは世界大会にも出場し、ますます活躍が期待されています。

公開 2025/07/10(最終更新 2025/07/09)

ソバ

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大手新聞社の記者を続け、定年延長も終わったので、地域の話題を取材したいと、地域新聞様にお世話になっています。明るく、楽しく、為になる話題を少しでも分りやすく紹介したいとネタ探しの日々です。子どもの頃から麺類が好きなのでペンネームにしました。

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サイのツノがチームのスローガン

チームの結成は2020年。

地域に根差したいという思いから、チーム名は小学生(当時)から公募して「印西ライノス」と命名。

ライノスは英語でサイの意味で、角を持ち、強さの象徴とされます。

今年4月にホームタウンを印西から北総エリアへと拡大し、北総ライノスと改名しました。

HOKUSO RHINOS EXE
HOKUSO RHINOS EXE

スピードで縦横無尽に動き続ける

チームは20歳代が中心。

ゲームキャプテンの大野勇哉さんは北総ライノスの特徴を「スピード感があるプレーをし、ロングシュートも決められます」と話します。

世界大会では、パスの連携と早いドリブルに対戦チームが戸惑っていたそうです。

チームで一番身長が低い西野翔(かける)さん(168cm)は、「コートを縦横無尽にかく乱して仲間のプレーにつなげたい」と役割を話してくれました。

3×3バスケの魅力を選手に聞くと、チームで一番身長が高い前田真吾さん(190cm)は、「外国人選手と比べると自分はそれほど高くなく、スピードで大きい選手のチームを倒せるのが魅力」。

カナダで5人制のチームでの経験がある嘉野琢也さんは「3×3は攻守の切り替えが早く、常に止まらないのが魅力」と話してくれました。

世界で善戦 守備スピードに自信

3×3では、ゴールのリングは1つしか使わず、得点すると好守が交代。

試合時間は10分で、21点先取すると勝ちとなります。

今年3月に青森県八戸市で開催された「3×3.EXE TOURNAMENT FINAL」で初優勝し、世界大会の出場を決定。

世界大会は5月に中国で開催。各国から16チームが参加し、北総ライノスは予備予選でスペインのチームに16対21、中国のチームに17対21で敗れましたが、いずれも善戦でした。

北総ライノス 北総ライノスのメンバー。左端が代表の廣島さん
北総ライノスのメンバー。左端が代表の廣島さん

世界相手に戦えるフィジカル強化を

世界大会を経験し、選手たちは「確実に躍進の一歩目を踏み出せた」と話してくれました。

北総ライノス代表の廣島祐一朗さんは「守備やスピードが通用することを確認できました」と分析。

課題としてフィジカルの強化に取り組むそうです。

北総ライノス 練習に汗を流す選手
練習に汗を流す選手
北総ライノス 練習後、ミーティングする選手たち
練習後、ミーティングする選手たち
北総ライノス 体育館のコートの張替えを手伝う選手
体育館のコートの張替えを手伝う選手

北総ライノス
試合予定/3×3.EXE PREMIER Round.5
日時/7月13日(日)午後0時35分~午後3時30分
場所/ららぽーとTOKYO-BAY 北館1階「中央広場」
住所/千葉県船橋市浜町2丁目1−1
料金/観覧無料

問い合わせ
メールアドレス/info@backseat.jp 北総ライノス
Instagram/@hokuso.rhinos