非核平和都市宣言41周年になる鎌ケ谷市。今年も映画や講演などを通して皆で平和を考えるつどいが、市民団体の企画により、市役所や教育委員会などの後援で開催されます。

公開 2025/08/02(最終更新 2025/07/29)

F

F

東京生まれ。月の出ている日は必ず見つけて写真に撮りブログにアップする月大好き人間です。果物を食べながら、「この果物はどうやって生まれてきたのかな?」とすぐ考えるタイプ。ちなみにプロフィール写真は、以前記事作成のために撮影した栗の赤ちゃんです。

記事一覧へ

戦争の実相を映画と証言で届ける

上映される映画は、羽仁進監督・脚本の「予言」(42分)。

爆撃の効果をはかるため、原爆投下直後の被爆地で「米国戦略爆撃調査団」が記録した8万5千フィートのフイルムを、1980年代に市民運動で買い戻して制作された3本中の1本です。

被爆者の無念と核兵器廃絶を訴え、国内や欧米で反響を呼んだものの、今では滅多に見られない、貴重な上映です。

広島市で4歳の時に被爆した青木清子さんの体験談と、「祝!日本被団協ノーベル平和賞授賞式行動ツアー」参加時にオスロの人々と交流した喜びの報告も聞けます。

「広島、長崎の過ちを繰り返さないで」という被爆者の強い思いが届けられます。

被爆 戦後80年 非核・平和と文化のつどい
オスロ市民と平和を訴え行進した青木清子さん(前左から2人目)写真提供:中奥岳生氏

若い人に引き継ぎたい戦争の記憶

会場内で見逃せないのは、鎌ケ谷市原爆被爆者折鶴会が新たに所蔵した広島市立基町高等学校普通科創造表現コースの生徒たちが描いた「原爆の絵」の展示。

被爆 戦後80年 非核・平和と文化のつどい
基町高校の「原爆の絵」制作風景 提供/広島平和記念資料館

高校生が被爆者から体験を直接聞き、何度も確認しながら1年がかりで制作した解説付きの絵です。

これらの絵は、多くの市民や特に若い人にも見てほしいとの思いから、8月1日から15日まで市役所1階市民ホールでも先行展示されます。

平和な今を皆で楽しく味わえるコンサートも用意されているこのつどい。

ずっと平和な日本であり続けられるよう、誘い合わせて参加してみては。

【鎌ケ谷市】映画と体験談・絵と歌で届け未来へつなげる 8/30(土)開催 被爆・戦後80年「非核・平和と文化のつどい」

非核・平和と文化のつどい
日時/8月30日(土) 午後1時30分開演(午後1時開場)
場所/鎌ケ谷市総合福祉保健センター 6階大会議室(鎌ケ谷市役所隣)
参加費/500円(高校生以下無料)
※予約不要

問い合わせ
電話番号/090-8891-8006 荒木
     090-2482-1347 大岩