「ゼロカーボンシティ」を宣言し、持続可能なまちづくりを進める鎌ケ谷市。13歳と9歳の兄弟がSDGsを軸に地域活動に取り組んでいます。
公開 2025/08/14(最終更新 2025/07/30)

今できることを楽しみながら
例えばプラスチックのように、暮らしに恩恵をもたらす一方で環境汚染などの原因にもなる深刻な課題に、どう向き合っていけばいいか。
答えを探す10歳の少年は、ある環境活動家の著書をきっかけに「身近なことから一歩ずつ、楽しみながら環境に配慮した行動につなげていこう」と決意。
関連書籍をひもとき、講演会に参加するなど自身の学びを深めながら、昨年春には市民団体として活動をスタートしました。

その少年、兄の田中遥輝さんは中学1年生の時に、弟の侑希さん(当時小学3年生)と共に、「自分たちの未来は自分たちが創る」という行動理念の下、活動の「初陣」として兄弟でキッズフリマを企画。

子どもたちが主体となり準備から販売、片づけまでを行う催しは、地元企業や大人たちのサポートを受け、見事成功を収めました。


地域と向き合い地域から発信する
SDGs(持続可能な開発目標)という言葉が社会に浸透する一方で、一人ひとりが当事者意識を持って実践する機会は十分とはいえない。
そう考える二人は、お話し会主催やマルシェ出店などを通して自分たちの思いを発信し、周知と交流、支援の輪を広げてきました。

5月には、地域の子ども食堂の協力を得て「居場所づくり」に着手。
住民が集い、世代を超えて顔なじみになる機会を創出し、互いに支え合い、見守り合う豊かな地域を育みたいと抱負を語ります。
0円マーケットなどを同時開催し、資源の循環に関心を向けるきっかけづくりも目指します。

「輝く地球のために」兄弟の挑戦は続きます。

今後のイベント開催などはインスタグラムで確認を。
Instagram/@shineearth24