2006年にプラネタリウム上映会を開始した県立現代産業科学館(千葉県市川市鬼高1-1-3)。今年は8月8日(金)から同28日(木)まで、待望の新作「MEGASTARを生んだ星空」を上映します。
公開 2025/08/08(最終更新 2025/08/04)

肉眼では見えない星までを緻密に

見る人を雄大な宇宙空間にいざなう(写真はすべて大平技研提供)
同館で上映されるのは、世界的プラネタリウム・クリエイターの大平貴之氏(55)が開発した独自投影システム「MEGASTAR‐FUSION」(星空を光学式とデジタル式両方の技術を同時に使って再現)によって肉眼では見えない星までを緻密に描き出したスーパープラネタリウム。

今回は、大平氏の原点ともいえる、高校2年時に見た南半球での天の川の瞬きの再現を試みました。
現代産業科学館の要望に応え、40年ぶりに現地を訪れ、上空に輝く星空に思いをはせた新作です。

日本各地から大平さんのファンが来館
「大平さんの作品の特徴はリアルさを限りなく追求し、より本物に近い星空を再現した点です。大人も子どもも楽しめます」と担当者。
期間中の8月16日(土)・17日(日)には大平氏本人による上映解説会も予定されています。

貴重な生解説を聞くために、毎回日本各地から来館希望者が集まり大変なにぎわいです。プラネタリウムの座席予約は同館ホームページ専用サイトから各日5日前の午前0時から、初日の8日分のみ午前9時受け付け開始。
同日上映は「千葉の星めぐり‐150年の歩みとこれから‐」「星のある風景‐宇宙‐」の2作品です。
(取材・執筆/マット)

問い合わせ
電話番号/047-379-2005 現代産業科学館
ホームページ/https://www.chiba-muse.or.jp/SCIENCE/
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