三方を海に囲まれ、豊富な海の幸に恵まれた千葉県。夏休みに向けて、楽しみながら海の食文化を学べるイベントが開催中です。

公開 2025/08/07(最終更新 2025/08/01)

たれみみ

たれみみ

千葉市に引っ越してきて20年。大学生の子持ち、猫2匹と暮らしています。漫画、アニメ、おいしいものを探すのが趣味で、素敵な出会いがあると最高に幸せです。

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千葉で味わえる、多種多様な海の幸

海に囲まれた千葉県では、昔から豊かな海の幸の恩恵を受けています。

また、同じ千葉県でも場所によって捕れるものが変わるため、そこから発展した郷土料理も多様な変化を遂げています。

千葉県立中央博物館では、その多彩な海の幸と文化を紹介する「房総うみの幸大百科」を開催しています。

さまざまな工夫を凝らした展示は目を引くものばかり。

中央には、千葉県とその周りで何が捕れるかを分かりやすく表現した模型があります。

クイズ形式で楽しめる仕掛けも。

地域別の展示には、東京湾内では江戸前寿司、安房・夷隅ではイセエビとアワビなど、料理とともに詳しい解説が。

子ども用に易しい解説も一緒に表示されています。

千葉の海と食を学ぶ、千葉県立中央博物館「房総うみの幸 大百科」【千葉市中央区】
江戸前寿司の違いを分かりやすく(左/明治初期、右/現代)

他の博物館の協力の下、昔使われていた包丁など貴重な道具を見ることもできます。

南房総市で行われていたクジラ漁。

その紹介とともに、直接触ることができるツチクジラの頭蓋骨が展示されています。

千葉の海と食を学ぶ、千葉県立中央博物館「房総うみの幸 大百科」【千葉市中央区】
触ることができる、ツチクジラの頭がい骨

参加できるデジタルお絵かきのコーナーも。

千葉の海と食を学ぶ、千葉県立中央博物館「房総うみの幸 大百科」【千葉市中央区】
壁一面のデジタルお絵かきコーナー

魚やエビの絵に色を塗り、機械の下に置くと、プロジェクターで大きな壁一面に映し出された海の中を泳がせることができます。

千葉の海と食を学ぶ、千葉県立中央博物館「房総うみの幸 大百科」【千葉市中央区】
色を塗って海を泳がせよう!

さらに昔にさかのぼり、縄文時代の海の幸を知ることができるコーナー「JOMON」。

「縄文人が食べた美味い貝6選」では、縄文人に愛された6種類の貝の特徴と味を紹介。

現代との違いも学べます。

海の幸を堪能するいろんなイベント

8月23日(土)には、海の幸のキッチンカーが集まる「房総うみの幸グルメフェス」があり、学ぶだけでなく味わうこともできます。

料理研究家・みきママのトークショーも同日開催。

他にも缶バッジを作る、海の幸の絵本読み聞かせなどイベントが盛りだくさん。

身近にある海の幸、歴史や文化を知ることにより、新たな感動や発見が生まれるかもしれません。

千葉の海と食を学ぶ、千葉県立中央博物館「房総うみの幸 大百科」【千葉市中央区】
海の幸を学ぼう

房総うみの幸 大百科
日時/~9月23日(火・祝)
会場/千葉県立中央博物館 第1・第2企画展示室
住所/千葉県千葉市中央区青葉町955-2
ホームページ/https://www.chiba-muse.or.jp/NATURAL/exhibition/events/umisachi_2025/

問い合わせ
電話番号/043-265-3111