神輿が町を練り歩き、地域の絆を深めます。
公開 2025/08/11(最終更新 2025/08/06)

ボノ
横浜から千葉に移り、ちいき新聞でライターを始めました。取材は歴史物・行政関係が多め。今は卓球を週に7回、ジムで泳いだり、ピアノ教室&弾き語りのライブをやったりと、とても充実した毎日を楽しく過ごしています!
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寒川神社は「海の安全を守る神様」として地元民に愛されてきました。
毎年、神輿(みこし)を海に入れる「御浜下(おはまお)り」は重要な例祭でしたが、昭和30年代の埋め立てで一時途絶えました。
しかしこの素晴らしい祭りを復活させようという地元の人の熱い努力で2000(平成12)年に復活。
埋立て前は神社の近くに海があり、神輿が町内を練り歩いた後、神輿を海に入れていましたが、復活後はポートタワーの海まで神輿や担ぎ手をバスで運んでいます。
地元にとって大変な準備や作業が必要となるため、今年はいったん「御浜下り」を中止し、神輿が町内を練り歩くのみの形で開催となります。

祭りの開催は8月17日と20日
17日は神輿を載せた車が練り歩き、20日は神輿を皆で担ぎます。
決められた白装束を着れば誰でも神輿を担げます。
担ぎ手が次々と代わる様子、ひそかに行われる華棒(はなぼう)争い(神輿担ぎ棒の先頭を争うこと)や、寒川地区独特の、神輿を地面まで下げ海で洗う所作や手締めの所作も珍しく、見るだけでも楽しめるのでは。
昨年からの「こども御浜下り」は今年も9月7日に「さんばしまつり」とコラボしてポートタワーの海で行い、当日参加OKで服装も自由です。

おはやしも皆で練習、神輿の前でにぎやかな演奏と踊りを披露するので、「家族や友人と気軽に参加してほしい」と地元では期待しています。
寒川神社例祭
日時/8月17日(日)・20日(水)
こども御浜下り
日時/9月7日(日)
問い合わせ
電話番号/043-222-0438 寒川神社
神輿を担ぐ装束や行程などは千葉市海まつり協議会ホームページで確認を/https://chibaumimachi.com/