9月13日( 土)に、森のホール21で松戸市初の市民オペラが上演。仕掛け人の市川浩平・侑子さん夫妻に話を聞きました。

公開 2025/08/17(最終更新 2025/08/06)

ちいき新聞ライター

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生まれ育った松戸に音(恩)返し

浩平さんは東京芸術大学声楽科卒業で、侑子さんは松戸市出身。
声楽家を志したきっかけは、浩平さんは「中学3年の時に音楽の先生に声を褒められたから」、侑子さんは「自分の体を楽器にする魅力から」でした。

松戸市での音楽活動は多岐にわたりますが、松戸に拠点を置く理由について、侑子さんは「生まれ育った松戸に音(恩)返しをしたいから」と語ります。

声楽家夫妻 練習室の市川夫妻
練習室の市川夫妻

市民オペラで地産地唱(消)を実現

夫妻の活動の一つにオペラがあります。

一般に日本ではあまりなじみのないオペラについて、その魅力は「声、音楽、芝居が三位一体となること」とのこと。

初心者にお薦めの作品を尋ねると、まずは浩平さんも出演経験のある『椿姫』。

パリ社交界での悲恋物語ですが「ストーリーが分かりやすく、歌手の声力、技術力、芝居力や、舞台と合唱の華やかさが味わえる」のがポイント。

もう一つは『蝶々夫人』です。

何といってもわが国が舞台で、長崎の日本人女性が主役なので「作品の中に日本独自の文化や、『さくらさくら』などの旋律がうまく練り込まれていることに注目してみて」と浩平さん。

9月13日( 土)には、森のホール21で松戸市初の市民オペラが上演、浩平さんが指揮を担当します。

声楽家夫妻 昨年11月の松戸市合唱祭で(募集は終了)
昨年11月の松戸市合唱祭で(募集は終了しています)

企画に至った経緯は「地元の人が地元で歌う『地産地唱(消)』を実現したかったから」。

演目は『ドン・パスクワーレ』。

恋とお金に翻弄される人々の喜劇ですが、歌はどれも華麗さ満点。

合唱団と管弦楽団は市民参加で、稽古の真っ最中です。

(取材・執筆/彰)

問い合わせ
電話番号/080-9462-7755
メールアドレス/music.kokopelli@gmail.com 市川

松戸市民オペラホームページ/https://www.morinohall21.com/event_mori/?id=1743661963-973245