近年、猛暑や、大雨、台風などの自然災害の脅威が高まっています。家の一番上を守ってくれる大切な「屋根」の建材やリフォーム会社の選び方について、屋根の専門業者に聞きました。
画像提供/アイジー工業株式会社
お話を聞いたのは

公開 2025/08/27(最終更新 2025/08/25)

編集部 石田祐葵子(いしだゆきこ)
編集/ライター/漫画家/イラストレーター 埼玉県出身、東京都江東区在住です。以前は漫画業界にいました。漫画の師匠は安野モヨコ先生です。『江ノ島高校ワンダーフォーゲル部』で検索!今は「ちいき新聞」編集者。千葉県いいところですね!★Twitter★@LoveMtmoutain
記事一覧へガルバリウム鋼板の建材
ガルバリウム鋼板とは、鋼板にアルミニウム、亜鉛、シリコンをめっきした金属素材。

従来広く使われていたトタンは亜鉛だけでめっきされた建材のため、傷からさびやすいという弱点がありました。
それに比べてガルバリウム鋼板は3倍から6倍ぐらいの耐久性があるといわれています。
優れた建材で、家の屋根や外壁、建築物の建材として、幅広く使われています。
優れた性質を持つガルバリウム鋼板の中にも、建材によってグレードに差があります。
中には、めっき層をより強化してさびに強くし、耐久性を高めている製品も。
近年の猛暑に対しては遮熱性塗料で遮熱性を高めた建材や、断熱効果の高い建材もおすすめ。

屋根材の性能によって室内温度に大きな影響が出ます。
さらに屋根の重量も防災面でのポイントの一つ。屋根が重ければ重いほど、地震の際の負荷もかかります。

軽量化は大切な家屋のリスクを軽減します。
性能の高いガルバリウム鋼板はその分、価格も高めですが、より大きな安心を得たい人にとっては選択する価値がありそうです。
リフォーム会社の選び方
正しい建材や業者を選べば、家を長持ちさせ、防災につながりますが、最近悪質なリフォーム業者も増えているので注意が必要です。
訪問系のリフォーム業者には注意が必要。
家に上げてはいけません。
業者を屋根にも上げてはいけません。
今は、ドローンや高所カメラで屋根の上を撮影する技術がありますので、屋根の状態が気になるときは、そういった撮影をしているところを選びましょう。
また、相場感を知ることが大事です。複数の業者から見積もりを取りましょう。

多くの業者が100万円前後で出している中、1社だけ1千万円など明らかに高額な見積もりを出してきたら要注意。
業者が本当に存在するのか、インターネットなどで調べましょう。
ホームページがあるか、施工実績があるか、記載の住所に会社があるのかなど。
できれば知人の紹介や地元で長年経営している業者で見積もりを取ることをおすすめします。
また、一人で決めずに、必ず家族や周りの人にリフォームの相談をしてから契約へ進みましょう。