千葉市は太平洋戦争の終了直前の1945年6月10日と7月7日に、2度の大空襲を受けました。千葉市中心市街地の約7割が焼け、多くの死傷者・被災者が出るなどの多大な被害を受けました。
公開 2025/08/28(最終更新 2025/08/25)

ボノ
横浜から千葉に移り、ちいき新聞でライターを始めました。取材は歴史物・行政関係が多め。今は卓球を週に7回、ジムで泳いだり、ピアノ教室&弾き語りのライブをやったりと、とても充実した毎日を楽しく過ごしています!
記事一覧へ2度の大空襲を受けた千葉市
今年は戦後80年。
千葉市は戦争の傷跡はどこにも見られないほど、大きく発展しました。
空襲を体験した人も高齢となり、人々から悲惨な「戦争の記憶」も薄まりつつあります。
時間や場所を問わずいつでも閲覧可
千葉市はこれまでにさまざまな平和啓発事業を行ってきましたが、今回、節目の80年を迎え、戦争の悲惨さと平和の大切さを市民に知ってもらい後世に伝えるべく「デジタル平和資料館」を開設しました。
ここでは「空襲体験・当時の食生活や学校生活についての動画」「空襲で焼けた日用品などの戦災資料の360度横回転画像」「千葉空襲写真パネルのスライドショー」などを閲覧できます。

千葉市は「このデジタル平和資料館を全世代の方にご覧いただき、身近な場所である本市でも空襲による大きな被害があった事を知ってもらうことで改めて戦争の悲惨さ、平和の大切さについて理解を深めてもらいたいです。また子ども向けにクイズ形式で千葉空襲や戦時中の暮らしを学べるコンテンツもあり、学校での活用や特に若い世代の皆さんにご覧いただきたいです」と話します。
また「市内の戦跡」の解説動画も。実は千葉市には、今も多くの軍事施設の跡や記念碑が残っています。
何カ所かを選び実際に親子で出かけ、「平和」について語り合うのも貴重な体験となるのでは。
問い合わせ
電話/043-245-5156 千葉市市民総務課
千葉市デジタル平和資料館ホームページ/https://www.city.chiba.jp/digitalheiwa/
※市では千葉空襲で被害を受けた日用品や衣料・被災後の写真・イラストなどの寄贈・寄託品をお願いしています。お気軽にご相談ください。