2025年8月、鎌ケ谷駅の近くに「Mi-coco(以下、ミーココ)」がオープンしました。家・学校に次ぐ「第三の居場所(サードプレイス)」として、子どもたちが自由に集まり、交流できる場所です。
公開 2025/09/06(最終更新 2025/09/01)

ハマミエ
鎌ケ谷出身&在住のフリーライター。趣味はドライブと食べ歩き。温泉とコーヒーとウクレレが好き。生まれ育った鎌ケ谷の知られざる(?)魅力を発信して地元を元気にしていきたいと思っています。https://lit.link/hamaemi
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ミーココを運営する一般社団法人アイルゴーは、これまで特定の拠点を持たず、子どもたちが多彩な経験を積めるイベントの企画・運営を行ってきました。

代表の榎本美紅(みく)さんは「子どもたちとイベントの時にしか会えず、話したいことがある時に気軽に話せない」という状況から、子どもたちがいつでも立ち寄れる継続的な居場所の必要性を意識するようになったと言います。
2024年、同法人の「子どもたちの社会的な居場所づくり事業」が休眠預金活用事業(※)に採択され、構想は一気に加速。
翌25年4月からは拠点となる物件のリフォームが始まり、子どもたちは掃除やペンキ塗りを手伝い、地域の大人もボランティアとして参加。みんなの力で活動場所が完成しました。


「街で子育て」を支える新拠点
8月8日のオープニングイベントには約80人が訪れました。
子ども部屋ではブロックで遊んだり、クッションに寝転んだりと、思い思いの時間を楽しむ子どもたち。

その様子を見ながら榎本さんは「一人一人が、この場所で自分の居場所を見つけてくれたらうれしい」と話します。

また、併設されたカフェは誰でも利用でき、世代を超えて人が集まれる空間に。
同法人が掲げる「街で子育て」というコンセプトを体現する場が、ここに誕生しました。

今後は、プログラミングの塾や不登校の子を支える多様な学びの場も開設予定。
営業日などの詳細は、公式インスタグラムで確認を。
※休眠預金等活用事業とは、休眠預金等活用法に基づき、2009年1月1日以降の取引から10年以上取引のない預金等を社会課題の解決や民間公益活動の促進のために活用する制度です。
Mi-coco(ミーココ)
住所/千葉県鎌ケ谷市道野辺本町1-4-12
Instagram/@illgo.ibasho