佐倉里山自然公園で活動する森のようちえん「さくらんぼ」が今年で10年を迎えます。園舎を持たず、自然の中での活動を中心に、保育者と保護者が共に運営する、のびのび野外保育を目指しています。
公開 2025/09/12(最終更新 2025/09/08)

里山自然公園まるごと遊びの源
朝は桑の木陰に集合。
目を輝かせて甘く熟した実を摘み味わったら、歌と点呼で一日が始まります。

「さくらんぼ」の活動フィールドには広場や木陰、ザリガニ釣りや水遊びができる池も、どんぐりの林もあります。
カエルやトンボやチョウも子どもたちの遊び仲間です。

風や雨など刻々と変化する自然の中で五感を使い、遊び学ぶ毎日は、心も体も知恵も鍛えられそうです。
多様な大人が見守る安心
子連れでの外出時はいつも周囲に気を遣い謝っていたというママは「ここの緩さに救われた」と教えてくれました。
息子がやたら地面を棒でたたいて困っていると「地面の反動が楽しいよね。あるある」とほほ笑む仲間がいました。
行動の良し悪しをジャッジせず、どの子の個性も受け入れ、成長を見守り支え合う子育て仲間のまなざしに、ホッとしたと言います。
多彩な仲間には、6人目妊娠中のママ、近隣でプレイパークを主宰する傍ら子育てを研究発表するママ、育児休業中にさくらんぼに通ううちに野遊び感覚を取り戻し、「プレイリーダー」の資格を取る目標ができたパパもいます。
公園で保全活動をする地域の人もさくらんぼ親子の成長を温かく見守ってきました。
今日は畑のグループに声をかけてもらって、野菜の収穫を体験しました。
保育者の藤原由紀子さんは保護者との共同運営を大切にしてきました。
両者交えた話し合いから活動が生まれます。

自然の中で子育てしたい人はもちろん、子どもの個性やペースを大事に、子どもの生きる力を育てたい人、仲間と支え合い子育ての喜びを味わいたい人にぴったりの場所かもしれません。
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Instagram/@morinoyouchiensakuranbo