7月17日、鎌ケ谷市東部学習センターで市内在住の旅行作家・秋山秀一さんによる講演が行われました。

公開 2025/09/17(最終更新 2025/09/10)

編集部 R

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「ちいき新聞」編集部所属の編集。人生の大部分は千葉県在住(時々関西)。おとなしく穏やかに見られがちだが、プロ野球シーズンは黄色、Bリーグ開催中は赤に身を包み、一年中何かしらと戦い続けている。

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小公園、森、神社…街中が自分の庭

昭和25年生まれの寅年の秋山さん。「これは世界各地を旅したTシャツです」
昭和25年生まれの寅年の秋山さん。「これは世界各地を旅したTシャツです」

ちいき新聞連載「旅の記憶」でもおなじみ秋山秀一さん。

今回は地元鎌ケ谷と、3月に訪れた最新のパリ事情について、自身が撮影した画像を交えて語りました。

約70人の参加者で満員の会場(東部学習センターレインボーホール)
約70人の参加者で満員の会場(東部学習センターレインボーホール)

前半はよく歩く鎌ケ谷市内の散歩コースを紹介。

「鎌ケ谷市全体が自分の庭だと思っている」と話す秋山さんは、「庭も街も見られると、より美しくなる。どんどん歩きましょう」と持論を展開しました。

鎌ケ谷一丁目ふれあいの森公園。「こうした小さな公園の存在が大事」
鎌ケ谷一丁目ふれあいの森公園。「こうした小さな公園の存在が大事」

ユニオン通りを過ぎ、保全林、消防署、右京塚神社を通って自宅へ。

約1時間の行程をたどり、「鎌ケ谷に住んで49年。知名度はいま一つですが良い街ですよ」と鎌ケ谷愛で前半を締めくくりました。

ユニオン通り
ユニオン通り
右京塚神社
右京塚神社

目に映る美しい対象に感謝して歩く

カルーゼル凱旋門。パリにある凱旋門は一つではない
カルーゼル凱旋門。パリにある凱旋門は一つではない

後半は34回目となるパリの街巡り。

パリは中心部から市境までが約4kmで、街歩きには程よい距離です。

スライドには有名スポットが次々と登場。

「対象を見ながら後ずさりすると、だんだん上の方が視界に入ってきて風景が変わる。変化を見るのが面白いんです。昼と夜の変化もね」と観賞のこつを紹介しました。

「1798」とフランス革命勃発の西暦が刻まれている
「1798」とフランス革命勃発の西暦が刻まれている

講座では楽しく生きる秘訣もアドバイス。

「自分のやりたいことをやれば、心に余裕ができて周りに優しくなれる。すると自然と人が寄ってきますよ」と、参加者の背中を押すような言葉を投げ掛けていました。

パリ街歩きスナップ

3月4日・5日の2日間、地下鉄も利用してパリを歩き回りました。ほんの一部をご紹介。

ノートルダム大聖堂
6年前の火災から復旧していたノートルダム寺院
ノートルダム寺院の中の南のバラ窓。『新約聖書』の、世の終わりに現れる黙示録の周囲に使途や聖人たちが集まっている
ノートルダム寺院の中の南のバラ窓。『新約聖書』の、世の終わりに現れる黙示録の周囲に使途や聖人たちが集まっている
ギャラリー・ラファイエット本店外観
ギャラリー・ラファイエット本店外観
ギャラリー・ラファイエットの内部。広い吹き抜けになっている
パリを代表する百貨店「ギャラリー・ラファイエット」本店の内部は吹き抜けになっている。見晴らしの良いレストランや、貴重な無料トイレもある
ポン・ヌフ
ポン・ヌフ(新しい橋、の意)。実はパリにあるセーヌ川の橋の中で一番古い

秋山秀一さんの海外街歩きエッセー「旅の記憶」「チイコミ!」で連載中
https://chiicomi.com/press/pickup/trip/