四街道市在住の福田芳生(よしお)さん(84)は定年退職後、色鉛筆で市内の風景を描き続けています。
公開 2025/09/13(最終更新 2025/09/10)

ソバ
大手新聞社の記者を続け、定年延長も終わったので、地域の話題を取材したいと、地域新聞様にお世話になっています。明るく、楽しく、為になる話題を少しでも分りやすく紹介したいとネタ探しの日々です。子どもの頃から麺類が好きなのでペンネームにしました。
記事一覧へカーブミラーに映る光景も緻密に

独学の画法で、今年6月には作品集第3集を発行。
緻密な表現で描かれた作品約30点が掲載されています。
7月にはこれらの作品を中心に約50点の作品展が開かれました。
タイトル「四街道一丁目、元立崎燃料店さん前の十字路」は2002年9月中旬ごろの風景。

右上のカーブミラーに写っている古い家と置かれたドラム缶が描かれています。
その次のページに掲載されているのは、その古い家とドラム缶が描かれた「昭和の家」。
連携する風景として描かれています。
自転車で巡り撮影120種の色鉛筆
福田さんは自転車で市内を回り、「これだ」と感じた景色をカメラで撮影し、その写真を何十枚も部屋に置きます。
すぐには描かず、月日が過ぎるうちに、「これを描こう」とひらめくと一気に描き始めます。
B4判の画用紙に黒鉛筆で下絵を描いた後、色鉛筆で色を塗っていきます。
約120種類の色鉛筆で色を混ぜるので、多様な色彩に。
完成までには10日ほどかかります。
「もっといい色を出せないかと、苦しさの連続です。しかし、描き終わると達成感があります」と振り返ります。
作品を鑑賞した女性は「葉の色にも濃淡があり驚きます」と感動していました。
第三集は四街道市みんなで課が発行し、希望者には無料で配布しています。

※作品集問い合わせ
電話番号/043-420-7525
四街道市地域共創部みんなで課