クラブ創設からB1昇格までの軌跡に、選手として、人としての成長の記憶が刻まれてきた。変化するチームのかたち、背番号に宿るストーリー、そしてこの街と築いた関係。新しい季節を前に、キャプテンが語る現在地とは。8月26日、公開練習でお話を聞きました。

(インタビュー・写真/みんみん)

公開 2025/09/24(最終更新 2025/09/18)

編集部 みんみん

編集部 みんみん

編集部所属 編集/ライター、千葉市在住。 コーヒーとハイボールとスポーツ観戦が好きです。 苦手なものは強風。

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シーズン開幕目前、今のお気持ちはいかがですか?

これまで、必ずチームを B 1 に押し上げて Bリーグプレミア(※)に臨む覚悟でクラブをゼロから作り上げてきました。ようやくこの舞台に立てるのは感慨深いですね。

創設からキャプテンとしての関わりについて

自分のプレーだけでなく、組織全体に目を配る必要がありました。自分のプレーが機械的になったこともありましたが、もがいた経験が人としても選手としても大きな成長につながったと思っています

今季のチームの印象は?

これまでのメンバーが多く残る中で、レオン(渡邉伶音)やルーク(エヴァンス ・ルーク)が加わったことで、サイズと強度が増しました。自分たちの速いバスケットに高さが加わったことで、B1でもしっかり戦える手応えを感じています

背番号24に込めた思いは?

プロになってからはずっと14番でした。Bリーグ初年度(2016年)の苦い経験を経て、再出発の意味を込め、翌年の富山への移籍とともに24番に変更しました。家族会議で出た縁起の良い数字が24。さらに、同じ誕生日である元NBAのコービー・ブライアント選手や、尊敬する先輩もつけていた番号です。すべての縁が重なってこの背番号を選びましたが、そこからすごく良い流れが来ていると感じています。

選手にとっての千葉市とは?

アルティーリ千葉を応援してくださっている方が想像以上にたくさんいることを感じました。最初はまだ名前も知られていなかったクラブが地域に色濃く根付いてきたと思います。この4年間で千葉市は本当に私たちの『ホームタウン』になりました。今季もB1の舞台でアルティーリの誇りを全力で表現していきます!

※Bリーグプレミア/2026年秋に開幕予定の男子バスケットボール新トップリーグ。Bリーグの上位構想として創設され、成績だけでなく施設や経営などの基準を満たすクラブが参入できる。(アルティーリ千葉は参入確定済み)

アルティーリ千葉キャプテン 大塚裕土選手インタビュー「このクラブで、すべてをかけてきた」
背番号の由来はメディア初出しだとか!
アルティーリ千葉キャプテン 大塚裕土選手インタビュー「このクラブで、すべてをかけてきた」
試合中には見られない表情もキャッチ
アルティーリ千葉キャプテン 大塚裕土選手インタビュー「このクラブで、すべてをかけてきた」
今シーズンも多くの人を魅了してくれることでしょう

【練習中の選手たちを撮影させていただきました】

アルティーリ千葉キャプテン 大塚裕土選手インタビュー「このクラブで、すべてをかけてきた」
木田貴明選手(背番号0)
アルティーリ千葉キャプテン 大塚裕土選手インタビュー「このクラブで、すべてをかけてきた」
黒川虎徹選手(背番号3)
アルティーリ千葉キャプテン 大塚裕土選手インタビュー「このクラブで、すべてをかけてきた」
前田怜緒選手(背番号5)
アルティーリ千葉キャプテン 大塚裕土選手インタビュー「このクラブで、すべてをかけてきた」
デレク・パードン選手(背番号7)
アルティーリ千葉キャプテン 大塚裕土選手インタビュー「このクラブで、すべてをかけてきた」
長谷川智也選手(背番号8)
アルティーリ千葉キャプテン 大塚裕土選手インタビュー「このクラブで、すべてをかけてきた」
杉本慶選手(背番号11)
アルティーリ千葉キャプテン 大塚裕土選手インタビュー「このクラブで、すべてをかけてきた」
大崎裕太選手(背番号16)
アルティーリ千葉キャプテン 大塚裕土選手インタビュー「このクラブで、すべてをかけてきた」
ブランドン・アシュリー選手(背番号21)
アルティーリ千葉キャプテン 大塚裕土選手インタビュー「このクラブで、すべてをかけてきた」
トレイ・ポーター選手(背番号22)
アルティーリ千葉キャプテン 大塚裕土選手インタビュー「このクラブで、すべてをかけてきた」
熊谷尚也選手(背番号27)
アルティーリ千葉キャプテン 大塚裕土選手インタビュー「このクラブで、すべてをかけてきた」
エヴァンス・ルーク選手(背番号33)
アルティーリ千葉キャプテン 大塚裕土選手インタビュー「このクラブで、すべてをかけてきた」
渡邉伶音選手(背番号42)
アルティーリ千葉キャプテン 大塚裕土選手インタビュー「このクラブで、すべてをかけてきた」
創設時からチームを導いてきたアンドレ・レマニスHC
アルティーリ千葉キャプテン 大塚裕土選手インタビュー「このクラブで、すべてをかけてきた」
選手の声とバスケットシューズの音がアリーナに響く公開練習