シニアによるシニアのための学園「シニアカレッジ八千代」。

公開 2025/09/26(最終更新 2025/09/24)

優

「ちいき新聞」で記事を書かせて頂ける幸運にとても感謝しています。取材で訪れた街でのカフェ巡りは私にとって楽しい至福の時間。プロフィールの写真は「南房総に咲く幸せを呼ぶ花」カレンデュラです。取材で一番好きな花に出会えたこと‥うれしいです。すべての記事に「ありがとう」の気持ちを込めて!

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地域の仲間と好きなことを一緒に

愛唱歌を歌う会
愛唱歌を歌う会

2006年、高齢者の「社会参加」を促すため、シニアライフアドバイザーの辻内京子さんが中心となって設立しました。

当初はリタイア後の男性を外に連れ出そうと麻雀がメインだったそうです。

今は会員の「やりたい」を受けて、会員の中で教えられる人が講師となってクラスが開設されています。

講師は専門家である必要はなく、会員同士が教え合い、学びながら育っていくというスタンス。

現在科目は12種類。

麻雀、グラウンドゴルフ、ダーツ、太極拳、絵手紙、川柳、歌う会、筆ペン、体操などで、130人の会員が仲間と一緒に楽しい時間を過ごしています。

ダーツ講座で狙いを定めて
ダーツ講座で狙いを定めて

費用は年会費の3千円で何科目でも受講可能。

「次はどれをやってみようかな」とうれしそうに考える高齢者を見る時、辻内さんは大きな喜びを感じるのだそうです。

広がれ! シニアのコミュニティー

新規の会員が自然に会に溶け込めるよう設けているのが始業式。

今まで継続してきた会員も、気持ちをリセットすることで一緒に同じところから始めます。

チームの組み合わせをくじ引きで決めるのも新入生が孤立しないための心遣い。

長く受講を続けていけるように、会場準備などに当番制などはありません。

辻内さんはこうした運営のノウハウをこれからコミュニティーを始める人に伝えたいと考えています。

「時代に合ったその人なりのやり方があればそれで良し」。

高齢者が楽しく交流できる場所が地域にもっと増えていってくれることを願っています。

※問い合わせ
電話番号/047-482-9789 早川