毎年秋、船橋市本中山地区で行われる「地域福祉まつり」(主催/本中山地区社会福祉協議会)に、補助犬の1種である希少な聴導犬がやって来ます。

公開 2025/09/28(最終更新 2025/09/22)

ちいき新聞ライター

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地域のまつりで補助犬の役割を紹介

地域福祉まつりは同地区の高齢者や子どもたちとその保護者など、幅広い世代が参加して楽しむもの。

地元の小栗原小学校合奏部、葛飾中学校管弦楽部の演奏やビンゴ大会、ゲームや工作教室で盛り上がります。

10月25日開催 第31回地域福祉まつり
大好評だったビンゴ大会プレゼントコーナー
10月25日開催 第31回地域福祉まつり
太鼓を演奏するグループ

昨年は、視覚障害者をサポートする盲導犬とそのユーザーが、補助犬の大切さについて話しました。

10月25日開催 第31回地域福祉まつり
盲導犬と盲導犬ユーザーが登場した昨年の地域福祉まつり(写真提供/本中山地区社会福祉協議会)

補助犬とは、体に障害のある人の生活を支えるために特別な訓練を受けた犬のことで、盲導犬・聴導犬・介助犬の3種類があります。

20分のデモンストレーションは必見

31回目の今年は聴導犬に注目し、髙久千也子会長らが交渉を重ね、登場が実現しました。

聴導犬はブザーやサイレンなどの音を聴覚に障害のある人に知らせる補助犬で、日本に51頭(2025年4月1日現在・厚生労働省調べ)しかいません。

保護犬の中から子犬の頃に素質を見極め、訓練を積み、試験に合格した犬だけが認定される資格で、「聴導犬」と描かれたオレンジ色のケープを着用しています。

10月25日開催 第31回地域福祉まつり
地域福祉まつりに初登場する聴導犬(写真提供/日本聴導犬推進協会)

当日は西部公民館3階のステージで午後0時40分から20分間のデモンストレーションを行います。

髙久会長は「お年寄りや子どもたち、体の不自由な方々など、ぜひたくさんの人に来てもらいたい。聴導犬への理解を深めて、楽しんでいただければ最高です」と呼び掛けていました。

(取材・執筆/マット)

地域福祉まつりプログラム

【3階ステージ】
午後0時40分 聴導犬デモンストレーション
午後1時 小栗原小学校合奏部による演奏
午後1時30分 葛飾中学校管弦楽部による演奏
午後2時 ビンゴ大会

【お楽しみコーナー】 午前9時30分~正午
クリスマスリース作り(先着100人)、体操しながら脳トレ、ゴミクイズ、輪投げなどゲーム
カードキーホルダー作り(先着100人)午前10時~

【買えます】
・盲導犬グッズ(午前9時半~)
・野菜、マドレーヌ、クッキーなど(午前10時~)
・やきそば(午前10時半~)

地域福祉まつり
日時/10月25日(土) 午前9時30分~午後3時
場所/船橋市西部公民館
住所/千葉県船橋市本中山1-6-6

問い合わせ
電話番号/047-336-7011 本中山地区社会福祉協議会

詳細はこちらから/https://funabashi-shakyo.or.jp/author/cu_motonakayama/