2032(令和14)年の稼働開始に向けて、新しいごみ処理施設の建設計画が進む習志野市。子どもたちが「意見書」を届けました。
公開 2025/09/30(最終更新 2025/09/22)

盛り上がった!「ごみの授業」
大量生産・大量消費する経済活動がもたらした大量廃棄。
加えて海洋汚染や不法投棄など「ごみ」に関するさまざまな問題が深刻化する中で、環境に配慮し、分別や資源の再利用に取り組む活動も広がっています。
3年前、習志野市を拠点に始動した環境活動団体アースファントリーは、近隣市内の小学校で体験型ワークショップ「ごみの授業」を行い、現状や課題についてクイズやグループワークを通して学び合う活動を続けてきました。

純粋で前向きな子どもたちのエネルギーに手応えを感じていた主宰者の渡邉美玲さんらは、新設される清掃工場について「どんなのがいい?」とアンケートを実施。
自由に豊かに、優しさと思いやりに満ちたアイデアが飛び出す様子に渡邉さんは「子どもたちの声を市に届けよう」と思い立ちます。

地域の施設をより身近な存在に
8月。渡邉さんと子どもたちは「意見書」を手に、同市役所の都市環境部・新清掃工場建設課の小田和房さんを訪ねました。
「一番の使命はきちんとごみを処理すること」気さくな笑顔で話す小田さんは「海が見える立地を生かす」「市民にプラスになる仕組み作りを模索している」ことなどにも言及。
ごみという視点から環境について考える機会を創出する、そんな役割を担っていけたら、とも。

渡邉さんは「子どもたちの声を市に届けられてよかった。思いを発信し、行動を起こすことが大事というメッセージが広く伝わるといいなと思います」あたたかいまなざしで前を見据えました。
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