「8050問題」とは、親が80代、子どもが50代となり、親子共に社会から孤立することで生じる地域課題を指します(平成30年度厚生労働省報告書より)。

公開 2025/09/22(最終更新 2025/09/19)

ボノ

ボノ

横浜から千葉に移り、ちいき新聞でライターを始めました。取材は歴史物・行政関係が多め。今は卓球を週に7回、ジムで泳いだり、ピアノ教室&弾き語りのライブをやったりと、とても充実した毎日を楽しく過ごしています!

記事一覧へ

「8050問題」知っていますか?

親が働いているうちは生活が成り立っていても、長年のうちに経済的・精神的な負担が増し、さらに親の介護問題が重なることで、状況は深刻化していきます。

子どもも、親のケアで仕事に復帰できなかったり、もともとの病気や障害などが影響して社会とのつながりを失い、長期にわたり孤立したまま過ごすケースが多く見られます。

その結果、親子共に経済的・精神的に行き詰まり、孤独死に至る事例も報告されています。

この問題を放置しておくと、今後さらに深刻化することが懸念されます。

今回は、「8050問題」についての理解を深めるため、ドキュメンタリー映画の上映や専門家による座談会を開催します。

希望者には個別相談会も実施。

支援のあり方を共に考える良い機会となりそうです。

悩んでいないでまずは電話を!

8050問題や引きこもりは「本人の努力不足」「親の育て方が悪い」といわれることが多く、当事者も周りの人に知られたくないと、公的機関や周囲に相談をしない、また過去に相談をしたがうまく対応してもらえず諦めてしまった人も多いとのこと。

「千葉市中央区80・50を考える会」では、この問題は受け入れる側の地域の課題でもあると考え、「かつて相談をして断られたことがあっても、現在はいろいろな機関がチームを組んで協力して取り組んでおり、当センターか地域の相談窓口に電話していただければ相談に乗り、必要があれば適切な相談先におつなぎします」と呼び掛けています。

年々増加している「8050問題」を解決するには?映画上映・座談会・個別相談会を開催【千葉市中央区】
映画ポスター。感動を与える話題作です

日時/10月11日(土) 
午後1時~午後5時(午後0時30分受付)
会場/千葉市ハーモニープラザ3階
住所/千葉県中央区千葉寺町1208-2
映画/「どうすればよかったか?」 
料金/映画鑑賞料1,000円
(高校生以下と障害者手帳持参者は無料)
※ 当日現金払い、千葉市以外の人も歓迎

申し込み
電話番号/043-445-7733
申し込みフォーム/https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSeMkk2W_BG5uhu3Qjs0UEipF7QcEf1tJlqCbtj3w9DLAllWaw/viewform
千葉市中央区80・50を考える会(千葉市中央区障害者基幹相談支援センター) 
締め切り/10月3日(金)
※公共交通機関をご利用ください