市川市消防団が全国で10団体のみの特別表彰を獲得しました。日々訓練を重ねて地域を守る団員たちは、訓練の成果を高めています。

公開 2025/10/05(最終更新 2025/10/01)

ちいき新聞ライター

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市川市消防団設立 130年での栄誉

今春から市川市役所1階ロビー中央に「日消」の言葉が記された「まとい」がガラスケースに入って置かれています。

日本消防協会特別表彰まといを紹介する市川市消防団の岡本宜幸団長(市川市役所第1庁舎で)
日本消防協会特別表彰まといを紹介する市川市消防団の岡本宜幸団長(市川市役所第1庁舎で)

これは、市川市消防団が昨年開催された日本消防協会定例表彰式で、全国約2200団体から特別表彰に選ばれた証し(特別表彰は10団体のみ)。

1894年設立の市川市消防団。

2018年消防庁長官表彰、全国消防操法大会小型ポンプの部入賞を皮切りに21年総務省消防庁ムービーコンテスト最優秀賞、22年全国大会ポンプ車の部準優勝。

そして今回の特別表彰と、市川市消防団は年を追うごとに訓練の成果を高めてきました。

ポンプを使って放水訓練を行う団員
ポンプを使って放水訓練を行う団員

団員の約半数は会社員が本業

市川市消防団の23分団323人(うち女性15人)の団員をまとめるのは岡本宜幸団長(61)。

「08年ごろ、東葛大会、県大会で好成績を収めてから団員の意識が変わってきました。大会で負けると涙を流して悔しがるのです。日常は会社員などの本業を持ちながら、いざという時には消防の最前線に立っています。日頃から市民の皆さまの安心安全を守るために消火・救助・水防など厳しい訓練を続けています」と語ってくれました。

岡本団長は、地域に信頼され必要とされる消防団であるために、日頃の訓練とともに新たな人材確保や若い世代の育成の必要性を強く訴えました。

(取材・執筆/マット)

田中甲市川市長のコメント

地域の安全安心のためにご尽力いただいている消防団の皆さまに心より感謝申し上げます。

使命感を持って活動されるその姿は、市民の大きな安心と誇りです。

※問い合わせ
電話番号/047-333-2179 市川市消防局警防課