オーケストラには指揮者がいるものですが、この楽団はあえて「指揮者なし」で演奏します。チェロ奏者の濱田さんはこの楽団を2020年に立ち上げ、指揮者なしで練習、毎年演奏会を開き技術を磨いてきました。
公開 2025/10/09(最終更新 2025/10/03)

ボノ
横浜から千葉に移り、ちいき新聞でライターを始めました。取材は歴史物・行政関係が多め。今は卓球を週に7回、ジムで泳いだり、ピアノ教室&弾き語りのライブをやったりと、とても充実した毎日を楽しく過ごしています!
記事一覧へライブ感あふれる演奏が魅力
指揮者がいないので、練習から演奏者全員がアンサンブル能力を研ぎ澄まし、お互いの音はもちろん、音が出る前のわずかな動きや息遣いに気を配りながら演奏しなければなりません。
難しいことですが、それにより独特の高揚感が演奏に生み出されるのです。
このライブ感やグルーブ感が聞く人に伝わり、年々、ファンが増えてきているとか。
また、曲やパートごとにリーダーを決め、その他の団員も「ここは前向きなテンポに」「もっと歯切れよく弾きたいね」などと意見を出し合い、曲を作り上げていきます。

県内初挑戦!? 一味ちがう「第九」
昨年の聴衆から「クラシックの演奏会で、初めて聞いて興奮しました」「曲の解説後の演奏で涙しました」「熱い心が伝わる演奏」などの言葉がありました。
とはいえ第九は大規模な音楽。
「今回だけは指揮者が必要かもと悩みました。
しかし議論を重ね、指揮者なしで第九に挑戦しようと決めました」と濵田さん。

指揮者なしの第九は、県内初のはずとのこと。
年末の風物詩とは一味ちがう、秋の第九を楽しめそうです。
指揮者なしで挑む第九
日時/10月13日(月・祝) 午後1時15分開場 午後2時開演
場所/千葉市民会館
住所/千葉県千葉市中央区要町1-1
曲目/ベートーベン交響曲第9番、他
料金/2,000円(全席自由)
問い合わせ・申し込み
電話番号/080-3359-5902 濱田
またはこちらから/https://eplus.jp/sf/detail/4333280001-P0030001