フランス語で「自由」という意味の「Liberté(リベルテ)」。実践力、人間力の向上を目指し、地域に親しみながら自由な発想で貢献する看護学生の活動を取材しました。
公開 2025/10/11(最終更新 2025/10/06)

専門知識を軸に地域づくりに参画
1988年の開学以来、専門知識と実践力双方を備えた人材の育成を目指し、地域と連携して歩みを進めてきた秀明大学。
2023年には「社会に貢献したい」という看護学生らの思いを受け、同学部内にボランティアサークル「Liberté」が誕生。
35人のメンバーは学業の傍らキャンパスを飛び出し、生きた学びを経験しながら地域に根差す活動に取り組んでいます。
こども食堂では季節を取り入れたイベントを企画・実施し、障がい者施設の体育祭やハイキングに運営補助として参加。

八千代市社会福祉協議会が運営する「ほっこりゆりのき」では、萱田中学校ボランティア部と協同し、月1回の交流イベントを開催。
高齢者と子どもが共に楽しむ場を築いています。


経験を積み重ね、看護の現場へ

世代を超えて住民らと過ごす時間は、地域のつながりを実感するひとときです。
「地域生活の中で子どもの成長や発達にじかに触れ、コミュニケーションに配慮が必要な人に寄り添い、臨機応変に対応する。将来看護師として必須となるスキルや経験を得る機会となっています」と、にこやかに話す顧問の溝畑剣城(けんじょう)准教授。
その様子から学生たちを頼もしく、誇らしく思っていることが伝わってきます。

「順調に進まない場面も多くある中、彼らは協調性と連帯感、思いやりをもって経験を重ね、成長につなげています」。
看護の道を志す若者たちの地域ボランティア活動。
大きな意義と可能性を感じました。
問い合わせ
メール/c.volunteer_liberte@mailg.shumei-u.ac.jp