バレーボール・Vリーグの新シーズンが10月25日(土)に開幕します。千葉市を拠点に活躍中の男子バレーボールクラブチーム、「千葉ドット」に注目です。
(写真提供/千葉ドット)
公開 2025/10/08(最終更新 2025/10/09)

目次
バレーボールを起点に千葉市を元気に
「千葉ドット」の前身は「千葉ZELVA(ゼルバ)」。
今季からチーム名やコンセプトを新たに再スタートするとともに、バレーボールを起点に地域に夢を生み出し、そのチャレンジを支えるコミュニティーの形成を目指します。
キャプテンの松下正明選手、新加入の手塚大選手、そして副キャプテンの柿沼大貴選手の3人にお話を伺いました。
松下選手は、「リブランディングにわくわくすると共に、今まで以上に覚悟を持って挑むシーズン」と語り、チーム全体に責任感と高い意識が広がっている様子が伺えました。
また、新たに移籍してきた元日本代表経験を持つ手塚選手は、「ゼロからチームを作るという挑戦に魅力を感じています。世界最高峰のリーグを目指すSVリーグ参入を目指していきたい」と語り、自身の経験を生かしながらチームを支える決意を示します。
そしてセッターの柿沼選手は、「1人ではできないのがバレーボールの魅力。1の力があるスパイカーを1.2に引き上げるプレーでチームを引っ張りたい」と力強く話してくれました。
観戦を楽しむなら連係プレーに注目
選手たちが口をそろえて語るのは「バレーボールは『つなぐ』スポーツ」だということ。
華やかなスパイクの裏には、誰かがつないだ1本のレシーブやトスがある。
その連係の積み重ねこそが、バレーボール最大の見どころです。
「サーブ→レシーブ→トス→スパイク」の流れに注目すると、より楽しめるようになります。
特にセッターの判断や、リベロの献身的な守備にも注目すると、奥深さがぐっと増すでしょう。
11月8日(土)には、千葉ドットのホーム開幕戦が予定されています。
選手たちの熱いプレーを、ぜひアリーナで体感してください。


観戦前にルールを押さえておこう!
ネットをはさんで2チームが対戦します。
1チームは6人で、相手コートにボールを落とすと得点に。
試合は基本的に25点先取で、3セット先に取ったチームが勝ち(5セットマッチの場合)。
サーブでプレーが始まり、相手から来たボールを3回以内で返します。
ボールを落とさずに、レシーブ → トス → スパイクの流れで攻撃するのが基本。
ポジションには役割があり、「セッター」や「アタッカー」「リベロ」などがいます。
特にセッターは攻撃の組み立てを行う重要なポジション。
試合はとてもスピーディーで、チームワークが勝敗を左右します。
選手に特別インタビュー!

松下キャプテンは「千葉ドット」としてのスタートを今どのように捉えていますか?
松下選手:覚悟が前シーズンよりも違うと感じています。千葉ZELVAのときから毎シーズン勝つつもりで臨んでいたんですけど、チームが千葉ドットとしてスタートするにあたって期待値も上がってきていることを感じています。「応えなきゃいけない」というプレッシャーとわくわくの両方を抱えてスタートしました。
手塚選手は今シーズンより移籍していらしたとのこと、千葉ドットに加入を決めた背景や理由についてお聞かせください
手塚選手:この先の人生を考えて次のステップに進みたいと考えていた頃に、ちょうど自分の同級生に当たる山田さん(千葉ドット監督)から千葉ドットへの誘いがありました。チームの名前を変えて1からのスタート、自分の経験を生かしてチーム作りに貢献することに非常に興味を持ちました。「SVリーグを戦えるチームにまで引っ張る」という強い思いが生まれ、これも何かの縁だと山田監督のオファーを受けました。

柿沼選手は今シーズン、自分に課している目標や役割はありますか?
柿沼選手:今年から副キャプテンに任命していただきました。今まで助けられながらプレーしていた側でしたが、これからは松下選手と一緒になってチームをまとめていきます!セッターって脇役みたいな感じに見えがちですが、実は1番重要なポジションだと自分は思っています。プレーでもチームを引っ張れるようにしていきたいと思っています。
バレーボールの魅力・見どころとは?
松下選手:バレーボールって、単発のプレーに見えがちですけど、みんなが「つなぐ」プレーをすることで得点が生まれる。そこが一番の魅力かなと思っています。観客のリアクションが一番良いのも、取れるか取れないかっていうボールをつないだ瞬間だったりします。スパイカーが最後に決めるまでの連係プレーが面白いし、盛り上がるポイントですね!
柿沼選手:セッターの立場から言うと、「1の力があるスパイカーを1.2 にするのがセッターの役割」。トスによってその選手の最大限以上の力を発揮させることができると思っています。

ちょっとパーソナルに迫りますが、皆さんのパワーの源って何ですか?
手塚選手:自分は寿司や刺身といった海の幸です。好きなネタはサーモンで、試合後に食べることが多いです。千葉に移ってきてまだお寿司を食べに行けてないので、近いうちにかなえたいですね。
柿沼選手:私も食事です。食べることがめちゃめちゃ好きで、1回の食事で白米を3合くらい食べます。ただ、今体重が増えてしまったので頑張って減らしています(笑)。好きなメニューは親子丼です!
松下選手:僕はサウナとネコです! サウナは心身ともにリセットして次の日を迎えられます。そして自宅で飼っているネコが純粋に癒しですね。瀕死の状態で保護したキジトラなんですが、帰宅したら玄関で待っていてくれる姿がたまらなく可愛いです。

最後に、千葉ドットとして地域にどのように関わっていきたいですか?
応援してくれるファンの皆さま、支援してくださるスポンサーの方々、あとは何かに夢を抱いたり挑戦したいという思いを持った地域の方々、全ての人々を1つの和でくくったものを私たちは「ドリームコミュニティー」と呼んでいます。そのコミュニティー内の方々に、僕たちの試合を通して勇気や希望を与えていきたいです!
――貴重なお話をありがとうございました。新シーズン、活躍を楽しみにしています!
【ホーム開幕戦情報】
日時/11月8日(土)14:00~ vs 長野ガロンズ
開催場所/YohaSアリーナ ~本能に、感動を。~
住所/千葉県千葉市中央区弁天4-1-2
所属選手や試合に関しては千葉ドット公式ホームページでチェック!
ホームページ/https://chibadot.jp/