2007年1月から現職を務め、今年で19年目の小泉一成さん。4期までの取り組みについてと、これからの成田市についてお話を聞きました。
公開 2025/10/19(最終更新 2025/10/14)

編集部 石田祐葵子(いしだゆきこ)
編集/ライター/漫画家/イラストレーター 埼玉県出身、東京都江東区在住です。以前は漫画業界にいました。漫画の師匠は安野モヨコ先生です。『江ノ島高校ワンダーフォーゲル部』で検索!今は「ちいき新聞」編集者。千葉県いいところですね!★Twitter★@LoveMtmoutain
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5期目の取り組みとこれからの成田市

市の発展を考えた時に、成田空港の機能強化は欠かせません。
現在、平行滑走路の延伸、3本目の滑走路の新設へ向けて工事を進めています。
1期の時に、空港の年間発着枠を22万回から30万回へ拡大することが成田空港に関する四者協議会で合意されました。
その時は、騒音地区6地区の住民の皆さまにご理解を頂くため、何度も通って、お話をさせていただきました。
空港の機能拡大については、地域住民の皆さまに、本当にご理解とご協力を頂いていると思います。
皆さまのご理解とご協力なしに、今日の市と空港の発展はありえませんでした。

現在は年間発着枠をさらに50万回まで拡大することや、古くなったターミナルの再編などに取り組む「成田空港第2の開港プロジェクト」が国家プロジェクトとして進められており、空港と共に成田市を含めた周辺地域も発展する「エアポートシティ」を作ろうとしています。
この「エアポートシティ」実現のために、今まさに取り組んでおり、これは市の発展につながると確信していますし、市民の皆さまが「住んで良かった」「働いて良かった」と思ってもらえるよう、また観光で来た方に「訪れて良かった」という街にしなければと、強い決意でおります。
また、成田は国内だけでなく、世界中に知られている市ですので、国際都市にふさわしい設備や文化はもちろん、「楽しさ」を感じてもらえるよう、毎月1回は、イベントを行っています。

1期~4期、各期で市長が一番印象的だった取り組み
1期(2007年1月~2011年1月)
成田市役所を日曜日も開庁
市役所は最大のサービス業。仕事や家庭の都合などで平日に窓口に来ることができない市民の皆さまへのサービス向上を目的に、日曜日も開庁し手続きができるようになりました。
2期(2011年1月~2015年1月)
子どもの医療費を中学生まで助成拡大
それまで小学生までだった医療費の助成を中学生まで引き上げました。市民の方から「大変助かります」というお声を頂きました。4期で高校生まで引き上げています。
3期(2015年1月~2019年1月)
国際医療福祉大学の誘致と国家戦略特区による首都圏では43年ぶりとなる医学部の新設
千葉県は、人口に対する医師・看護師数が他県と比べて少ない状況です。大学誘致、医学部新設は、地域医療を支える医療人材の育成につながっています。
4期(2019年1月~2023年1月)
コロナ禍での国際医療福祉大学成田病院の開院
新型コロナウイルス感染症の急激な拡大を受けて、前倒しで開院してもらいました。成田赤十字病院と共に、コロナ患者を受け入れてくれる大きな病院が誕生して良かったと強く思いました。