子どもや障害者に著名人など、ジャンルにかかわらず着る人の輝く個性と笑顔を引き出す木更津発ブランド・tenbo(テンボ)。代表の鶴田能史(たかふみ)さんを取材しました。

公開 2025/10/21(最終更新 2025/10/10)

花

48歳で普通自動二輪免許を取得したへっぽこアラフィフ主婦ライダー。千葉は魅力的なライディングスポットがたくさん!取材と称してソロツーを楽しんでいます。【ブログ】https://ameblo.jp/ohana-hann/

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新庄監督に自らオファーし担当に

鶴田能史さんが代表を努めるファッションブランドtenbo。

有名コレクションへの参加や木更津市制施行80周年記念事業プロデュースなど、ジャンルを超えて活躍しています。

国や年齢、性別、障害を超えたハッピーを! ファッションデザイナー 鶴田能史さん
tenboとはスワヒリ語で「象」の意味。強く優しいイメージから

また、日本ハムファイターズの新庄剛志監督の衣装を担当し、使い込まれたグラブで仕立てたコートや同チームの襟付きユニフォームなど、監督のストーリーや個性を生かすデザインを生み出したことでも話題に。

国や年齢、性別、障害を超えたハッピーを! ファッションデザイナー 鶴田能史さん
新庄監督のユニフォーム。フルネームが書かれているのが特徴

衣装担当のきっかけは監督就任の2022年、鶴田さんが「監督の枠を超えたスーパースターにふさわしいデザインを提供したい」と長文のメールでオファーしたこと。

大スターにも臆さない強さの秘訣を尋ねると「鶴田能史としてはもちろん怖い。でも引いてはいけない場面では『tenboの鶴田』が背中を押してくれるんです」。

国や年齢、性別、障害を超えたハッピーを! ファッションデザイナー 鶴田能史さん
新庄監督の衣装。「グローブのいい匂いがする」と道具を大切にする監督は感想を漏らしたとか

ファッションから社会に向き合う

「周囲には自分よりセンスや才能ある人が大勢いた。僕は劣等感の塊です」と語る鶴田さん。

「力で補えばいい」と勉強を重ねて実力と知識を身に付け、2015年に夢だった自ブランド・tenboを立ち上げるまでに。

enboは東京コレクション初の障害者モデルを起用。

鶴田さんは「プロのモデルも一般の人も、年齢、性別、国籍、障害の有無を超え、みんなとファッションで社会と向き合いたい」と熱い思いを語ります。

国や年齢、性別、障害を超えたハッピーを! ファッションデザイナー 鶴田能史さん
鶴田能史さん。tenboの服は店頭購入が可能

12月6日(土)には君津市で、平和への願いを込めたキッズファッションショーを開催。

鶴田さんの挑戦は続きます。

問い合わせ
電話番号/0438-97-7633 テンボデザイン事務所

Peace Forever Festa 2025 in 君津
日時/12月6日(土)午後2時開演(午後0時30分開場)
場所/君津市民文化ホール 大ホール
住所/千葉県君津市三直622
料金/前売500円 当日800円(税込み)
特設サイト/https://www.tenbo.tokyo/kimitsu2025