法華経寺へと続く中山参道にたたずむ、築70年のモダンな写真館。長い眠りの時を経て、地元の交流を生み出す場「なかやまBASE」として始動します。
公開 2025/10/17(最終更新 2025/10/08)

思い出の場所から交流の場へ
「親子3代で記念写真を撮っていた」と話す地元住民も多い「湯浅写真館」。
しかし、時代の流れとともに閉店し、長らく空き家に。
この店舗以外にも参道には老朽化した家屋が多く、新しい住民や来訪者が立ち寄る機会も減りつつありました。
そこで市川市は、参道の風情ある景観を生かしながら活性化する事業を開始。
受託したのが千葉県内を中心に全国の地域振興に携わってきた上坂理(うえさかおさむ)さん。

「20年くらい前、この辺りに住んでいたこともある大好きな町。自分自身でもこうなってほしいと
いうイメージや思いがありました」と話します。
さらに市内で活動する、地元愛の強いメンバーにも声を掛け、「なかやま参道にぎわいプロジェクト実行委員会」を発足。
市が借り受けた湯浅写真館を必要最小限で改修し、9月1日「なかやまBASE」がオープンしました。

挑戦と出会いを生み出す町づくり
話題となっているのは期間限定で飲食や物販の出店に挑戦できる「チャレンジショップ」。
他にもワークショップや、敷地内でのガレージセール、マルシェなども開催予定。

「文化的価値のある建物を自由に出入りして見て触れていただいて、皆さんで集まったり、新たなチャレンジや発信したりする場になっていければ」と話す同会メンバーの髙橋圭子さん。
新たな名所となりそうです。


Instagram/@nakayama_base_