ステージ上で繰り広げられる各団体の演舞。音や響きに光、そのすべてが「命」をテーマに表現されるという「音の輪きずな祭」が今年も開催です。

公開 2025/10/25(最終更新 2025/10/20)

編集部 みんみん

編集部 みんみん

編集部所属 編集/ライター、千葉市在住。 コーヒーとハイボールとスポーツ観戦が好きです。 苦手なものは強風。

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みんなで紡ぐ「ストーリー演舞」

「続けることがいつしか文化になる」。

市原市内で活動する「表現」を軸とした市民団体が、一つのテーマの下に融合してストーリーを紡ぐ演舞。

これが新たな地域の「文化」になっていくことに期待を込め、同イベントは「市原市文化祭」の行事の一つとして、年に1回開催されています。

第4回 音の輪きずな祭
昨年のステージの様子

毎年テーマは「命」。

子どもを中心とした3人のストーリーテラーが演目を紹介します。

舞台上で彼女らが見ているもの、語り掛けるもの、その全てが「誰かの命」。

「今ここにある命」「失われた命」、さまざまな命を各団体が美しい演舞と共に表現していきますので、ぜひ想像力を巡らせて。

沖縄エイサーや和太鼓、扇ダンスなど、各団体表現の術が異なるからこその切り口で、命のストーリーへといざないます。

第4回 音の輪きずな祭
想像力を巡らせて「命」の演舞に引き込まれて

それぞれのメッセージに注目を

また、ゲストとして義足の青年もステージに立ちます。

市内在住の立岡新司さんは2年前にバイク事故で右足を切断。

「それでも自分は生きていた」…つなぎ留めた命で再奮起、現在は義足ユーザー/TikTokerとしてポジティブなメッセージを発信しています。

そして、総監督で脚本を担当するのはステージを撮り続けてきた丹羽隆さん。

丹羽さんは現在、がんと懸命に闘っています。

その言葉が、表現者を通してどのように形になるのかも注目どころです。

第4回 音の輪きずな祭
リハーサルで立岡さん(中央)を囲む出演メンバー
第4回 音の輪きずな祭
ストーリーテラーも真剣に打ち合わせ中

主催の一人、即興円舞KOS伝承ダンス協会代表の柳橋さんは、「市民団体でここまでのステージが創り上げられるんだということを見てほしい」と話します。

大切な人を誘ってお出かけください。

第4回 音の輪きずな祭
ポスター表
第4回 音の輪きずな祭
ポスター裏

第4回 音の輪きずな祭
日時/11月9日(日) 午後1時30分開演(午後1時開場)
場所/市原市市民会館 大ホール
住所/千葉県市原市惣社1-1-1
※入場無料、予約不要
※12月7日(日)まで開催中の市原市文化祭行事の一つです。

問い合わせ・詳細はこちら
Instagram/@otonowa.kizuna

義足ユーザー立岡さんのTikTokはこちら/https://www.tiktok.com/@guy.02_?_t=ZS-8zDaTpbfeMi&_r=1