千葉国際芸術祭とは
地域の可能性をひらく市民参加型アートプロジェクトの祭典。
3年に1度の芸術祭(トリエンナーレ)として2025年に始動。

公開 2025/10/20(最終更新 2025/10/15)

ちいき新聞ライター

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地域に密着してフリーペーパー「ちいき新聞」紙面の記事を取材・執筆しています。

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延長計画の中断で使われないホーム

千葉市を走る千葉都市モノレール。

白いレールが中空に架かる景色は、千葉市の象徴的な景色。

モノレールの駅の一つ、「県庁前駅」に幻のホームが存在していることはご存じですか?

レールの延長計画が中断され、使う乗客がいない未使用ホームがあるのです。

アーティスト・沼田侑香さんは「パラレルワールドにある架空のホーム」という設定で、市にゆかりのある人々の等身大の姿を展示する作品を構想しました。

アーティストが幻想的景色を作る

8月20日、この幻のホームに公募で集まった20人の参加者が立ちました。

沼田さんは参加者の姿を撮影。

千葉国際芸術祭2025通信 参加者の姿が浮かんだり、消えたりするアート作品になります
参加者の姿が浮かんだり、消えたりするアート作品になります

その写真は、モザイク処理を施され、等身大パネルとしてホームで展示されます。

特殊な印刷によって、視点や角度を変えることで像が浮かび上がったり、消えたりする…そんな不思議な光景が広がる予定。

11月24日(月・休)まで開催の集中展示・発表期間中にご覧いただけます。

千葉国際芸術祭2025通信 普段は入れない未使用ホームに立つ参 加者
普段は入れない未使用ホームに立つ参加者

県庁前駅の幻のホームにて、お待ちしています。

ホームページ/https://artstriennale.city.chiba.jp/visit/2025-17-20250820/