地域新聞社のマスコットキャラクター「ちいきくん」が、ちいき新聞読者(成田市民)から寄せられた質問を市長に聞いてきたよ!
公開 2025/10/30(最終更新 2025/10/24)
編集部 石田祐葵子(いしだゆきこ)
編集/ライター/漫画家/イラストレーター 埼玉県出身、東京都江東区在住です。以前は漫画業界にいました。漫画の師匠は安野モヨコ先生です。『江ノ島高校ワンダーフォーゲル部』で検索!今は「ちいき新聞」編集者。千葉県いいところですね!★Twitter★@LoveMtmoutain
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Q1 新しい駅、構想駅(吉倉駅※・土屋駅※)の進み具合を教えて!
成田空港の機能強化とそれに伴う人口増加や開発需要などに適切に対応していくため、吉倉地区周辺において、新駅の設置を含む新たなまちづくりに取り組んでいます。
現在、必要とされる条件などを精査している段階のため、今後も実現に向けて鉄道事業者との協議を進めてまいります。
また、土屋地区は大型商業施設を中心に店舗も多く、新駅ができれば、市民の皆さまの利便性の向上と地域の活性化につながるものと考えています。
新駅の設置は、鉄道事業者が利用者数や採算性を考慮して決定しますが、鉄道事業者に対して、継続的に要望を伝えています。
※駅名は仮称です
Q2 海外からの旅行客や移住者が年々増えているように感じるけど、日本の文化や生活習慣の共有・共生について、市としての施策は?
少子高齢化による深刻な労働力不足や国際化の進展などにより、多くの分野で外国人労働者が重要な役割を担っています。
空港を擁する成田市では、外国人住民の人口が、7月末時点で、1万895人と総人口の8%を超えました。
本市では、2021(令和3)年に策定した「成田市多文化共生指針」に基づき、さまざまな施策を行っており、外国人住民にご理解いただくため、ごみの出し方や日常生活における生活習慣に関することなどを、「外国人住民のためのマナーブック」として14カ国語で作成、市のホームページに掲載し、市内公共施設で配布するなど、周知に努めています。
本年度、外国人住民を対象としたアンケート調査の実施を予定しており、この結果を踏まえ、引き続き、多文化共生社会の実現に向けて取り組んでまいります。

Q3 子育て世代へ市の施策を教えて!
成田市では、妊娠、出産から子育て期、子どもや子どもの養育に対して一体的に支援を行うこども家庭センターを設置し、効果的でよりきめ細かな支援の提供に努めています。
本年度は、保護者の就労要件などを問わず、時間単位で保育園などを利用できる「こども誰でも通園制度」の対象施設を公立保育園3園、私立保育園等5園に拡大して実施。
さらに、私立保育園などに勤務する保育士に対して支給する「なりた手当」を交付し、本市における保育士の確保に努め、待機児童の解消および保育の質の向上に努めています。
今後も次世代のまちづくりの担い手である若者や子育て世代にとって魅力的なまちづくりに取り組んでまいります。
Q4 子育て世代だけでなくシニア世代の施策も教えてほしいな!
社会での役割を担うことなどを通じて、高齢者が生きがいを持てるよう、高齢者クラブの活動、趣味のサークル活動、NPO・社会福祉協議会などによるボランティア活動の支援を行うとともに、シルバー人材センターを支援し、高齢者の就労機会の確保に努めています。
また、それぞれが地域の中で安心して生活できるよう身近な相談窓口として地域包括支援センターの整備、地域が抱える問題を共有できる地域ネットワークの強化、ニーズに応じた介護予防の取り組みを充実させるとともに、高齢者一人一人の状況に応じたきめ細かな介護・福祉サービスの提供に必要な基盤整備を図ります。