八街市内の竹村電気工事株式会社に勤務する田村道英さん(32)は今年6月にクレー射撃のアジア大会で金メダルを獲得しました。2028年のロサンゼルス五輪出場を目指し練習に励んでいます。

公開 2025/10/31(最終更新 2025/10/24)

ソバ

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大手新聞社の記者を続け、定年延長も終わったので、地域の話題を取材したいと、地域新聞様にお世話になっています。明るく、楽しく、為になる話題を少しでも分りやすく紹介したいとネタ探しの日々です。子どもの頃から麺類が好きなのでペンネームにしました。

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23歳から射撃開始 迫力に感激

6月のアジア大会は中国で開催、田村さんはトラップ個人で優勝し、トラップ混合でも3位に入賞しました。

クレー射撃アジア大会で優勝 五輪出場目指す 田村道英さん
今年6月のアジア大会で優勝した田村道英さん(中央)

トラップとは射手が撃つ射台の15m先から飛び出すクレー(皿)を撃つ種目です。

女性選手1人と組む混合は各自のスコアを合算し得点を競います。

現在、五輪の強化指定選手の田村さんがクレー射撃を始めたのは23歳の時。

旅行で行った韓国で初めてクレー射撃を体験したのがきっかけでした。

「銃声が非常に大きく、銃身の反動も迫力がありました」と振り返ります。

射撃スポーツとしての特徴は、「あと1発を外したら、相手に負けるような状況で、そのプレッシャーに耐え続けなければならない厳しさがあります」と田村さん。

普段の練習は休日や祝日。

射撃場に半日ほどおり、平均して3〜5R(ラウンド)を行うそうです。

仕事との両立が課題。会社も応援

会社の仕事は送電線鉄塔の新設、補修、撤去に関わる施工全般です。

仕事との両立が課題。

クレー射撃アジア大会で優勝 五輪出場目指す 田村道英さん
アジア大会の田村道英さん

竹村信彦社長は「田村さんは国を代表する選手になっており、仕事との両立を図りながら競技を続けられるように応援します」と話しています。

大会や合宿では特別休暇を許可しているそうです。

今後の活躍が楽しみです。