去る9月21日、ラコルタ柏で開催された日本版気候市民会議。参加者が地産地消をテーマに議論し、豊かな地域づくりと脱炭素を両立させるための気候政策を考えました。

公開 2025/11/03(最終更新 2025/10/28)

koji

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柏市在住。四季折々の季節の良さを探し歩いたり、地域の歴史的な名所・史跡を訪れたりするのが好きです。地域活動をいくつかやっています。農園を借りて野菜や花を育てています。Instagram/@koji_koji_39

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環境から柏の現状や動向を共有

まずは「食」「エネルギー」「地域資源」それぞれの地産地消をテーマに議論タイム。

議論に先立ち、知識の差による議論の偏りを避けるため、有識者が柏市の環境に関する条例や計画、これまでの成果などを説明。

さらに柏における住民の意識や社会インフラなど、各種データを基にした解説もありました。

柏の未来を考える 2030年に向けた地産地消のまちづくり
テーブルごとにワークやディスカッション

参加者からは「すでにさまざまな条例や施策があるということや、その取り組みが進んでいることを知り、参考になりました」「先に基礎情報の共有があったので議論しやすかった」と好評でした。

豊かな地域づくりと脱炭素の両立を

知識を共有した後は、豊かな地域づくりと脱炭素を両立させるための気候政策のアイデア出しを行いました。

5つのグループに分かれ、まずはグループ内で各自の案を発表し、メンバーからフィードバックを受けてアイデアをブラッシュアップ。

最後は一人ずつ発表しました。

「食の地産地消を進めるために、柏で採れた野菜などを使った料理コンテストを行う」「地域の農家やコミュニティーと協働し、子どもが栽培から調理まで体験し、作った料理を親に振る舞う」など、さまざまなアイデアが登場。

学校内の部活でSDGsの活動に取り組んでいる高校生や、校外の任意団体で活動している高校生も参加。「日ごろから関心を持って取り組んでいます。今日の成果を今後に生かしていきたい」と語りました。

「あいさつや名刺交換の機会が持てて、ネットワークを広げることができて良かった」という参加者も。

本プログラム考案者で、司会進行も務めたissue+design(イシュープラスデザイン)ディレクターの澤田直子さんは、「高校生、大学生など若い人たちも多数参加いただき、関心の高さを感じるとともに、ありがたく思います。ユニークなアイデアも多く、お互い刺激になったかと思います。いいアイデアは実現につなげたいですね」とコメント。

柏の未来を考える 2030年に向けた地産地消のまちづくり
進行を務める澤田さん

12月14日(日)に柏の葉で開催される「かしわ環境フェスタ」では、今回の成果を踏まえたその後の進展を発表予定とのことです。

柏の未来を考える 2030年に向けた地産地消のまちづくり
参加者全員で記念撮影

問い合わせ
メール/info@issueplusdesign.jp
特定非営利活動法人 issue+design 澤田

issue+designホームページ/https://issueplusdesign.jp/