ネイリストから猟師へ、さらにスパイス料理の世界へ。探求心を原動力に新たな分野に挑戦する、たぐちひろこさんをご紹介します。
公開 2025/11/30(最終更新 2025/11/06)
道を開いていくその先に「猟師」

ネイリストとして常に最新の技術習得に励み、顧客のニーズと向き合った20代。
気持ちを新たに食品商社に勤務した30代を経て、現在、スパイス修業と猟師の道を歩む、たぐちひろこさん。
チャーミングな笑顔、言葉を選んで丁寧に話す穏やかな様子からは想像すら難しいユニークな経歴ですが、根底にあるのは「探求心」のようです。カレーが好き。
「国や地域によって異なるスパイス、具材。自分でも作りたいけれど専門書をひもといてもよく分からない」。
そこでスパイス教室へ。
来年夏のコース修了を目指し勉強中です。
肉も大好き。
「焼肉店のメニューに並ぶ部位を詳しく知りたい。好きなのに、分からないのが悔しい」。
もどかしい思いを抱えていた頃、野生鳥獣による農業被害について耳にすることが増え、また、地元の先輩の家族が猟師であることを知ったひろこさんは「猟師になろう」と思い立ちます。
自然界に身を置き出会う「豊かさ」

狩猟で得た野生動物を自ら解体し、部位ごとの特徴を学ぶことができる。
同時にそれが獣害対策の一助にもなれば。
そんな思いで狩猟免許を取得したひろこさん。
5回目の猟期を迎える今冬も、仲間と山へ向かいます。
午前4時に起床し、日没前に下山したら寝床に入る…そんな数日間。
効率化と利便性を追求した会社員時代には「出会うはずのなかった人と出会っている」という昨今、「面白くなってきました」と、うれしそうに笑います。
旬の採れたての野菜を分かち合うような、四季を通じた交流こそ「豊かな暮らし」。
環境問題にも関心を向けています。
探求心と行動力を軸に、世界は広がり続けます。
Instagram/@pirolinco_kickstart