松戸市少年軟式野球連盟の50周年記念講演が、11月15日(土)に開催されます。講師の「年中夢球(ねんじゅうむきゅう)」こと本間一平さん(56)は、技術だけでなく「心の野球」を重視した指導法で知られています。

公開 2025/11/13(最終更新 2025/11/11)

ちいき新聞ライター

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心の在り方を重視 野球関係者が共感

学童野球から高校野球まで幅広い指導経験を持ち、「野球講演家」として活動する本間さん。

全国各地の野球チームに招かれ、親と子を対象にした講演会を開いています。

「心の野球」で育む人間力 カリスマ指導者による講演と実技
ヒョウ柄が本間さんのトレードマーク

本間さんが一躍有名になったのは、2018年に出版された著書『球育』の存在です。

書かれているのは技術論ではなく、心の在り方。

野球を通じて感謝や思いやり、最後までやり遂げる力を育む重要性を説き、多くの保護者や指導者から支持を得ました。

「年中夢球」のペンネームで発信しているSNSやブログも人気です。インスタグラムのフォロワーは6万5000人を数えます。

達成感を味わって ノックに思い託す

松戸市での記念講演は、午前10時プレーボール。

午前中は子ども向けと大人向けの講演、午後は子どもたちに「パーフェクトノック」を体感してもらいます。

パーフェクトノックは、守備の連続成功チャレンジのようなもの。

参加者全員がゴロをしっかりキャッチし、送球までできたらパーフェクト達成です。

ただし、参加者のうち、一人でもミスをすれば最初からやり直し。

みんなで励まし合い、応援しながらの挑戦となります。

守備のテストのような場面で集中力や技術、気持ちの強さが試され、ミスのできない緊張感が楽しさの秘訣(ひけつ)です。

「心の野球」で育む人間力 カリスマ指導者による講演と実技
本間さんによる「パーフェクトノック」は見もの(いずれも提供写真)

同連盟は1975年に設立。

現在、小学生の軟式野球15チームが加盟しています。

活動場所や専用グラウンドが少なく、チーム数も近隣市を大きく下回っているのが実情。

今回のイベントが、さまざまな課題の改善につながることを期待しています。

(取材・執筆/秀)

松戸市少年軟式野球連盟50周年記念講演
日時/11月15日(土) 午前10時~午後5時 ※雨天決行
場所/宝酒造松戸工場
住所/千葉県松戸市新作字高田111
アクセス/JR「北松戸駅」徒歩5分、松戸競輪場隣
※参加申し込みはすでに締め切り

問い合わせ
電話番号/090-1695-3917
メール/cheerupbears@gmail.com
松戸市少年軟式野球連盟 広報担当 三十日(みとおか)