船橋市は介護職員の不足を解消するために、12月2日から東部公民館(千葉県船橋市前原西2-21-21)で無料の「第2回介護に関する入門的研修」を行います。

公開 2025/11/23(最終更新 2025/11/17)

ちいき新聞ライター

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21時間で介護へのきっかけづくり

研修は5日間で、1日平均4時間強、合計21時間の集中講義。

業界のリーダーたちを講師に招き、介護の基礎知識から始まり、基本、介護方法、認知症の理解、障害の理解、安全確保などを学びます。

希望者には就労相談や施設見学も行います。

オンラインで見て学ぶ介護の最前線

見学した第1回2日目の午前中には車いすの操作を実習。

ある介護施設の男性介護長は、乗っている人に対し「さあ、動きます。止まります」などと声掛けをする大切さを強調していました。

初めて車いすに乗ったという受講者は「目線が低いので怖い。予想以上に速い」と驚いていました。

介護に関する入門的研修
車いすの研修では操作する側、乗る側で声を掛け合うことの大切さを学んだ(船橋市福祉サービス公社提供)

午後は、市内で介護施設を運営する山岸大輔さんが「基本的な介護方法」について講演。

市内のグループホームとオンラインでつなぎ、現場のスタッフにケアの工夫に関する声掛け方法や、入浴拒否への対処方法などを話してもらいました。

介護に関する入門的研修
介護施設のスタッフとオンラインでやり取りする講師の山岸さん

山岸さんは「介護施設で働く人は利用者や家族が『入ってよかった』と感じられるよう日夜一生懸命働いています」と介護する人たちの心を代弁。

市内在住の女性は「社会で通用する資格が欲しくて参加しました」と熱心に講義を受けていました。

興味のある人は問い合わせてみては。

(取材・執筆/マット)

問い合わせ
電話番号/047-436-2832
船橋市福祉サービス公社介護支援課 齋藤

詳細はコチラ/https://www.ffsk.or.jp/kouza/ninteiherupa-_youseikensyuu.html