千葉市中央区にあった私設自然史図書室「リスの本棚」(宝川範久室長)。7月12日、勝田台駅前のKEIYUビル5階に引っ越してきました。

公開 2025/11/25(最終更新 2025/11/17)

ちいき新聞ライター

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動物などの本、模型、標本を展示

今までは千葉駅のビルで週3日、3年間図書室を開き、延べ2,000人の利用がありました。

前より広さは2倍の約100平方メートル、蔵書数は約5千冊とスケールアップしています。

私設自然史図書室「リスの本棚」
入り口で迎えてくれたクマの置物

室内は宝川さんが収集した動物など自然に関する本や雑誌がギッシリ収められた本棚が、三方の壁に余すところなく並んでいます。

本棚の上にはシカの頭の標本、動物の骨や模型が並び、ポスターも色とりどり。

子ども向けの自然の読み物や絵本も置かれています。

室内にはソファや椅子があり、ゆっくり読書できる雰囲気です。

私設自然史図書室「リスの本棚」
おびただしい数の本や雑誌があふれる

幼児から大人まで楽しめる図書室

大学、大学院でニホンザル、二ホンジカ、エゾリスの行動を研究した後、30年以上千葉市動物公園でも働いて、常に傍らには動物がいたという宝川さん。

図書室ではリクエストがあればガイドや質問にも答えてくれるそうです。

私設自然史図書室「リスの本棚」
これは珍しい懐かしの雑誌「アニマ」10号
私設自然史図書室「リスの本棚」
北海道限定で出版される自然の専門誌「モーリー」を手にする宝川範久室長

今はネットで簡単に調べられますが、より深く知るには本が不可欠です。

活字文化の危機に胸を痛める宝川さんは「本に触れて、見て、楽しんでほしい」と、一人でも多くの来室者を待っています。

(取材・執筆/マット)

住所/千葉県八千代市勝田台北1-8-7 KEIYUビル5階( 勝田台駅北口徒歩1分)
開室日/水曜・金曜 午後1時~午後6時、土曜 午後1時~午後4時(10、11、12月の土曜は閉室)
料金/無料(閲覧のみで貸し出しはなし)

問い合わせ
メール/dyla.nri125@gmail.com

Instagram/@risunohondana