四街道市教育委員会主催で芸術文化振興事業の一環として、1991年に「手づくり演劇」の講座がスタートしました。

公開 2025/11/19(最終更新 2025/11/14)

ちいき新聞ライター

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四街道に根付いた劇団を目指して

プロの指導を受け、四街道市文化センター大ホールでの毎年の公演は、観客からの好評を得てきました。

1995年には、この講座で学んだメンバーが「座・劇列車」を立ち上げ、自主活動に励むまでに成長。

初代代表・北原汎(ひろし)さんからバトンを受け継いだ現在の2代目代表・入村信博さんは、「演目は、オリジナル作品も積極的に上演し、四街道市に根付いた劇団として活動していきたいと考えています。現在、10代〜70代の団員22人(男性12人、女性10人)が在籍していますが、異年齢の団員同士、お互いに良いところを認め合って、刺激し合えるプラス面が生かされていると思います」と話します。

演目の決定は団員の総意で

団員であり、今回の演目「白いリボンの少女〜カリホルニアホテル〜」の作者でもある高平(たかひら)九(きゅう)さんは、「鴨川の小さなリゾートホテルを舞台にした人情喜劇です。以前にも3作ほど採用されていますが、決まるまでは、どきどきします」と語ります。

稽古は夜間ですが、声にも所作にも張りがあり、大学生の団員・目黒さんのダンス指導にもみんな元気いっぱい。

「新しい自分を発見できるかもしれないと思うと、作品との出合いが毎回楽しみです」と満面の笑みの高見沢さん。

「アットホームでチームワークがいいですね」と成田から通っている尾崎さん。

所属歴の一番長い酒井さんは「カリホルニアホテルで、皆さんのお越しをお待ちしております」と呼びかけます。(取材・執筆/EKO)

2023年公演の合間に舞台衣装で

日時/12月7日(日)開場、午後1時、開演 午後1時30分
場所/四街道市文化センター大ホール
住所/千葉県四街道市大日396
料金/一般 1,000円、高校生以下無料
主催/劇団「座・劇列車」
共催/四街道市教育委員会・四街道市芸術文化団体連絡協議会

問い合わせ
電話番号/090-4542-5214 入村