千葉大学の普遍教育の授業「伝統文化をつくる」では、千葉県文化振興財団や狂言に携わる俳優を講師に迎え、伝統を学びながら新しい狂言を創り上げています。12月28日(日)には、お披露目を予定しています。

公開 2025/11/30(最終更新 2025/11/26)

ちいき新聞ライター

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学生が主体で活動 創り上げる授業を

「狂言を創る? そんな授業があるならやってみたい!」

―自己紹介でこの授業のために大学を決めたと話す学生が数名いました。

ここには、目を輝かせた学生たちが集います。

授業では舞台班、広報班、道具班、展示班に分かれて活動。

大学での授業の他にも、一般の人が参加する狂言体験講座への参加、本番公演の出演へと活動の場を地域へと広げ、狂言について学んでいます。

古くて新しい伝統文化「見る、知る、伝える千葉~創作狂言~」12月28日(日)開演 房総の文化と狂言の融合【千葉市中央区】
狂言体験講座の様子

時間を惜しんで最後まで話し合う

創作狂言はチーム戦。

「困ったときは一人では悩まず班の人に相談するように」と講師は話します。

道具班では設計図から道具を作り、不具合があればすぐに作り直しを。

広報班では言葉の句読点の細部にまで意識を傾け、言葉で効果的に表現することを貪欲に話し合います。

展示班は公演前のロビーにポスターを展示。

クイズを取り入れ狂言を分かりやすく紹介します。

そして舞台班は、公演(創作狂言)への出演の他、公演前に演じる寸劇を担当します。

古くて新しい伝統文化「見る、知る、伝える千葉~創作狂言~」12月28日(日)開演 房総の文化と狂言の融合【千葉市中央区】
舞台班の皆さん

台本は学生が一から考えた知恵と思いが集結したもの。

寸劇によって狂言の世界へとより引き込まれていきます。

どの班も手を抜かずに真剣に狂言と向き合っています。

現代に通じる和楽(わらく) 人間らしさを表現

狂言体験講座では道具の意味や狂言の所作、発声方法などを学び、能舞台での実演体験までが授業の一環となっています。

古くて新しい伝統文化「見る、知る、伝える千葉~創作狂言~」12月28日(日)開演 房総の文化と狂言の融合【千葉市中央区】
狂言体験講座(笑い)
古くて新しい伝統文化「見る、知る、伝える千葉~創作狂言~」12月28日(日)開演 房総の文化と狂言の融合【千葉市中央区】
狂言体験講座における道具確認

小笠原由祠(ただし)(和泉流狂言師)の作・演出・出演、公益財団法人千葉県文化振興財団主催の創作狂言「藪知らず」は、12月28日に集大成としてお披露目に。

学生と一般参加(一般市民)、彼らの力強い舞台を観に行ってみては。

(取材・執筆/ぶんぽん)

古くて新しい伝統文化「見る、知る、伝える千葉~創作狂言~」12月28日(日)開演 房総の文化と狂言の融合【千葉市中央区】
狂言を学び、創る学生たちと教員

見る、知る、伝える千葉~創作狂言~ 「藪知(やぶし)らず」
日時/12月28日(日)、午後2時開演(午後1時開場)
場所/青葉の森公園芸術文化ホール 能舞台
住所/千葉県千葉市中央区青葉町977-1
料金/一般 2,000円、U-30 1,000円、小中高生 500円(税込)、全席自由
プログラム/
第一部 レクチャー&デモンストレーション・狂言「呼声(よびこえ)」
第二部 創作狂言「藪知らず」

問い合わせ
電話番号/043-266-3511
青葉の森公園芸術文化ホール