「習志野に森があるなんて!」。私は今回はじめて習志野の森を訪れました。開放日にフルートを吹く機会をいただいたからです。

公開 2025/12/08(最終更新 2025/12/01)

ちいき新聞ライター

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優しく人をつなぐ年4回の開放日

かつて旧陸軍の施設があり、その後、公務員住宅になる予定だった場所が地域の方々の声により守られ、「習志野の森」と呼ばれるようになった場所。

年4回の開放日には、森の中で自然と触れ合うことができます。

習志野の森開放日で体験! はじめて森でフルートを吹いてみた
年4回の開放日にだけ開く、習志野の森の入り口

当日はミニプレーパークや五感で自然に親しむネイチャーゲーム、紙芝居、プラレールなどの出展がありました。

習志野の森開放日で体験! はじめて森でフルートを吹いてみた
葉っぱや木の実を集めて、五感で楽しむネイチャーゲーム

音が森のBGMに 不思議な一体感も

私がフルートを始めたのは小学6年生の時。

その後、ライブハウスやイベント会場など、屋内で演奏してきたため、森の中での演奏は初めての体験。

胸が躍ります。

習志野の森開放日で体験! はじめて森でフルートを吹いてみた
木々につつまれながらフルートを演奏

演奏場所に立ち、大きく息を吸うと、湿り気を含んだ澄んだ空気が胸いっぱいに入り込み、体の中がスーッと浄化されていくようでした。

背後では鳥の鳴き声。

私の演奏も自然の音の一つになっていくような不思議な一体感。

ライブハウスでは「今から演奏するぞ」という戦いのような気持ちがありましたが、森での演奏は友人親子が踊ってくれたり、遊びに来た人の温かい視線があったり、穏やかな空気が流れていて、「平和ってこういう時間のことだな」と感じました 。

自分の得意を生かして人とつながる時間。

地域活動に参加すると、今までとは違う景色が見えてきます。

「こんなことが好きなんです」とお互いに見せ合い、認め合える場が増えたら、地域はもっと温かく、笑顔あふれる場所になっていくのではないでしょうか。

(取材・執筆/ムーヴ)

※開放日についての問い合わせ
メール/masanori_moriikematch@yahoo.co.jp
習志野みどりの会 森池