
公開 2025/12/08(最終更新 2025/12/03)
新時代の会計事務所をカタチにした専門特化型ファーム
ファイナンス分野を中心に、会計・税務、財務に関するコンサルティングサービスを提供する独立系会計事務所として、1993年に創立。メガバンクや大手企業と並走し、金融インフラを支えています。企業がイノベーションに挑んだり、社会インフラを整備したり、都市を開発したりするときに、資金の流れを設計して仕組みを構築し、その実現をサポートします。
多層的に知見を蓄積したプロフェッショナルが集結
例えば、会計・税務のプロフェッショナルであれば、会計・税務に関する知識だけでなく、それに付随する法務や実務の知識習得も行っていて、クライアントに多層的なアドバイザリー・サービスの提供をしています。また資格取得も支援していて、公認会計士・税理士をメインに、部門が必要と認めた資格など、資格の種類に応じて、受験費用を最大で全額補助しています。
事務所概要
東京共同会計事務所
代表パートナー 内山 隆太郎
所在地/東京都千代田区丸の内1-4-1 丸の内永楽ビルディング
電話番号/03-5219-8777
従業員数/341名
創立/1993年8月
ホームページ/https://www.tkao.com/

【インタビュー】人生は出てきたものにどう対処するかがすべて 代表パートナー 内山 隆太郎さん

父の勧めで在学中に公認会計士の資格を取る
大学2年生の時に父が専門学校のパンフレットを持ってきて「どれにする?」と言うので、弁護士は難しそうだから、と会計士を選びました。商社に勤めていた父は、会社を辞めたい時期に、妻子もいて資格もなく、身動きが取れなかったそうなんです。最初は簿記の勉強から始め、次に公認会計士の受験コースに通い、在学中に合格しました。公認会計士として中央会計事務所に内定を頂いた後に、卒業旅行でヨーロッパを35日ほど旅したのですが、外国の文化に衝撃を受けましたね。「英語を学び、外国とのビジネスで活躍したい」という気持ちが生まれて、4月から入所という直前の3月に「休職させてください!」と監査法人に頼みにいきました。当然呆れられましたが、最終的には6月から2か月の休職期間を頂き、ボストンのサマースクールで英語を勉強しました。
強みはプロとしての誇りと日々の研鑽
事実上半年遅れで入った監査法人では、最初は国内監査を担当していましたが、英語を使う部署に転籍し、3年ほど国際税務を担当しました。その後、師匠である方に声をかけていただいて一緒に独立しました。当事務所は、会計・税務の前に専門分野の法律をきちんと理解したり、会計・税務を正確に分析するための独自プロセスを持っていたりと、若くても深い知識・知恵を学べる仕組みが整っています。国内外のビジネスにおいて、高いレベルで対応ができており、国内独立系の事務所でここまでできるところはあまりないと自負しています。そこまで規模が大きくないので、全体が見通せて、個人の裁量が大きいという点も自己成長を実現したい方にとっては魅力だと思います。冒険心があって自身を鍛えたい、外国語を使って活躍したいという方にもぜひ来ていただきたいですね。
アンテナを立てて考え続けることが重要
「成功しようとトライして、失敗して考える」。このワンサイクルをどれだけ多く繰り返せるかが、成長のカギだと思っています。最近の傾向として、「人生は現時点から設定したゴールまで一直線」というふうにとらえている方が多いように思いますが、人生にそういうことはあまりないと思ってください。未来なんて誰もわからないのですから、「出てきたものに対してどう対処するか」しかありません。
同様に、どんな仕事や組織が自分に合うかという問題も答えはありません。就職活動を通して気になる会社や組織に数多くアプローチして、アンテナを立てて考え続けてください。考え続ければ、必ずアンテナが少しずつ伸びて、いつか必要な情報がキャッチできるようになります。
セミナーを開催・登壇しています
豊富な知識を生かし、会計や税務に関するセミナーを開催したり登壇したりしています。アジアの最新事例や新しいテクノロジーに関するものが多く見られます。
今まで開催されたセミナーの例 ※すべて終了しています
●シンガポールと日本における金融取引に関する移転価格セミナー
シンガポールと日本における移転価格税制の状況をふまえ、金融取引に関する移転価格対応の知識と実践的な見識を提供します。
●アセットマネジャーのためのセキュリティトークン法務/税務会計入門
セキュリティトークンビジネスについて、法務や税務会計の領域において留意すべきポイントを解説。
●ベトナム税制アップデート2025
ベトナムへの進出時に知っておきたい「付加価値税」と「個人所得税」の実務対応ポイントを解説します
目指したのは「出社したくなるオフィス」
丸の内一丁目という一等地に2フロアの広々としたスペース。曲線を取り入れた高級感あるインテリアは、オフィスというより、高級マンションのモデルルームのよう。快適に働ける工夫があちこちにちりばめられています。
多目的スペース

気分転換をしたり、お昼を食べたり、イベントを行ったりするスペース。部屋の一角では試験的にお弁当の販売が行われていました。
ライブラリー

会計・税務・法務など、業務に関する幅広い分野の書籍・雑誌を約10,000冊取り揃えています。管理システムがあるので場所や貸し出し状況もすぐに把握可能。
コーヒーマシン

コーヒーマシン、レンジ、冷蔵庫などを完備。いつでも本格コーヒーが楽しめます。
マッサージチェア

予約制の高級マッサージチェアは大人気。部屋の電気を暗くすると、よりリラックスできるそう。
自分の市場価値を上げるために何をするか?
2025年入所 Aさん
アドミニストレーション部 リスクマネジメントチーム メンバー
法律の知識を味方につけて今のポジションから抜け出す
筑波大学時代はサークル活動やアルバイトに力を入れていました。就職活動時に人気だったIT業界に興味を持ち、IT企業に就職。所属していた第三学群 社会工学類(現・理工学群 社会工学類)が就職活動に強いところだったこともあり、自分のキャリアについてあまり考えずに就職してしまいました。仕事の中で先輩のITに対する熱量に触れ、「このままこの仕事をするのはしんどいな」と思うようになりました。
ただ、契約交渉の業務を担当した時に「契約って面白いな」と感じました。周囲にITに強い人はいても、法律に強い人はいなかったので、「法律の専門知識を身に付けよう」と思いました。法資格の取得を考える中で、専門知識の裏付けになる難しい資格が良いと考え、司法書士を目指しました。「このまま何もしなかったら、仕事がしんどいままだ」という危機感から勉強に身が入り、2年ほどで合格することができました。
コンプライアンスの推進を担当
その会社の法務部門で10年ほど勤めた後に、グループ会社で不動産関係の業務を担当しました。その後、独立して事業にも挑戦しましたが、自分の強みは法務にあると感じ、当所に入所しました。現在は法務、内部統制、リスクマネジメントの3つの側面からコンプライアンスを推進する仕事をしています。あまり大きすぎず、成長している会社で幅広い業務を経験したいという私の希望にはぴったりでした。また、代表が事業承継を考えていらっしゃるということで、そういった時期の組織作りという点でも多様な経験が積めると考えました。
司法書士の資格が自分に強みを与えてくれた
司法書士の資格で得た知識を、会社の事業活動にどう生かすかを試行錯誤してきたことが、自分の市場価値を高めることにつながったと感じています。会社の事業活動というのはすべて法律の枠組みの中で行われているので、法律の知識を生かすことによって人に信頼してもらえたり、頼られたりすることもあります。市場価値のあり方は人それぞれです。自分がどんな形で市場価値を高めていくかを意識しながらキャリアを考えてみてください。
会計・税務だけでなく法務や実務もふまえたアドバイザリーを提供

公認会計士や税理士だけでなく、司法書士や行政書士なども在籍しているのが東京共同会計事務所の特徴です。国際案件や多様な業種に触れながら職人的研鑽を積むことができる環境に加え、様々なバックグラウンドの専門家と協業して高め合う機会が豊富にあります。
サービスの強みはこの3つ
時代のニーズに合わせたサービスを展開。ファイナンスを軸に、再生可能エネルギーや国際業務にも対応し、経済産業省関連分野や研究開発型ベンチャー企業のファイナンスなどにも進出しています。
ファイナンス
ストラクチャード・ファイナンス、プロジェクト・ファイナンス、コーポレート・ファイナンス、国際税務、ウェルス・マネジメントを柱に事業を拡大しています。
再生可能エネルギー
多数の国内再生可能エネルギー・プロジェクトのアドバイザリー業務を受託。社会をより良くするプロジェクトを支えています。
国際業務
国境を越えたM&A支援、移転価格コンサルティングサービスなど、グローバル企業の財務や経営の課題に直結した新たなサービスを展開しています。
学びと成長を支える仕組みや制度
若手が成長できる仕組み

資格取得も強力にバックアップ
●フレックスタイム制度・在宅勤務制度
多様な働き方を支援
●試験前特別有給休暇
1年間で最大10日間
●試験支援
業務時間終了後、会議室を自習目的で利用可能
●業務研修
所内研修を年間200時間以上実施
●資格費用負担
合格した科目の受験後、登録に関する費用や年会費を事務所が負担
※資格によって異なります