アルティーリ千葉を創設から支え、キャプテンとしてチームをけん引してきた大塚裕土選手が、10月29日の会見で今季限りでの現役引退を表明しました。
公開 2025/12/14(最終更新 2025/12/10)
「アルティーリ千葉で終えたい」
プロ16年目。
B3→B2→B1とカテゴリーをまたぎ、オールスター4回出場、川崎時代には天皇杯優勝など多彩な実績を残しました。
年齢とパフォーマンスのバランスを考えるようになったこと、そして求められる役割とのかみ合いが難しくなったとの実感をもって引退決意へ至ったと、その思いを静かに語りました。
他クラブでの継続の可能性よりも、「ここで学んだものを還元したい」という気持ちと、創設当初からの「アルティーリ千葉で終えたい」という思いで、今季を最後に自らの意思で現役に幕を下ろすと言います。
魅了できるクラブに近づいている
千葉市でB3からクラブを作るという挑戦に、自らのキャリアの後半を懸けて取り組んできた大塚選手。
24番を身に着けて応援してくれるファンへの深い感謝を述べるとともに、B1の舞台でファンが増え、会場が盛り上がる姿を見て「魅了できるクラブに近づいていると実感した」と話します。
「今季はまだ始まったばかり。自分は流れを変える力を持っている。1秒でも長くコートに立ち、シュートチャンスを逃さずプレーしたい」と力強く続けました。
気付けば会見場には、共に戦ってきたチームメンバーの姿も。大塚選手が積み上げてきた時間と存在の大きさが温かく満ちた会見となりました。
