12月28日(日)に成田山新勝寺の奥山広場で行われる古札のお焚き上げ。お不動様に今年一年の感謝を捧げる、毎年恒例の年末行事です。

公開 2025/12/24(最終更新 2025/12/17)

ちいき新聞ライター

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炎に包まれる御護摩札

毎年たくさんの人が訪れる
毎年たくさんの人が訪れる

年間約1000万人もの参拝客が訪れる成田山新勝寺。

一年間お守りいただいた御護摩札を感謝とともに炎へ返す、お焚き上げの儀式が12月28日(日)に行われます。

年末を締めくくる毎年恒例の伝統行事です。

お焚き上げは奥山広場で行われる
お焚き上げは奥山広場で行われる

集められた大小さまざまなお札やお守りは、約3万体。

山伏装束を身にまとった20人ほどの僧侶が、厳かに儀式を執り行います。

僧侶の背丈を越えるほどの大きな炎が、天に向かって燃え盛る様子は圧巻。

お焚き上げの炎は、あらゆる災いを焼き尽くすといわれています。

新年を彩る大しめ 縄の飾りにも注目

お焚き上げは奥山広場で行われる
お焚き上げは奥山広場で行われる

お焚き上げが行われるのは、大本堂の左手側に進んだ先の奥山広場。

広場中央をぐるりと囲むように、土産店や飲食店、占い店などが軒を連ねています。

中央部分は少し段差が設けてあり、間近でなくても儀式を見ることが可能です。

当日は広場周辺に多くの参拝客が集まり、炎と熱気で寒さが吹き飛ぶことでしょう。

また12月25日(木)には、新年に向けた準備として大本堂に大しめ縄が飾られます。

稲穂が垂れ下がるような形の「照範(しょうはん)じめ」は、当日併せて見ておきたいところ。

「一年間お守りいただいた御護摩札をお焚き上げする大切な儀式ですので、ぜひお参りください。よいお年を迎えましょう」と僧侶の原田照晴さん。

初詣客でにぎわう前に、参拝や御護摩札の購入のために訪れる人もいるそうです。(取材・執筆/梓)

日時/12月28日(日)
   午前10時30分~午後0時30分 ※雨天決行
場所/成田山新勝寺 奥山広場
住所/千葉県成田市成田1
料金/無料

問い合わせ
電話番号/0476-22-2111
成田山新勝寺(午前8時~午後4時)