季節の樹木や草花が生い茂る土の下にひっそりとたたずむ図書館。洞窟や隠れ家のような地中で、自分の世界に浸れる静かな空間です。

公開 2026/01/10(最終更新 2025/12/22)

ちいき新聞ライター

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地域に密着してフリーペーパー「ちいき新聞」紙面の記事を取材・執筆しています。

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森の中で見つけた小さな家を目指す

地中図書館は、農と食を中心に喜びを提供する場所、KURKKU FIELDS(クルックフィールズ)内にあります。

図書館建築時に建築家がイメージしたのは「自然との一体化」。

緑化して昔の地形をできる限り蘇らせたいと、土地を掘って建築後に土をかぶせて植栽。

今では自然に生えてきた草花と交ざり合い、イメージに近づいてきています。

地中に潜り込んで本と出合う 知を蓄え想像力を養う「地中図書館」
森の中に図書館が見えてきます
地中に潜り込んで本と出合う 知を蓄え想像力を養う「地中図書館」
地中図書館外観

冬になれば葉が落ちる植物もありますが、季節の移り変わりを楽しむのも良いものです。

この図書館はひっそりと地中に横たわり、まるで洞窟のよう。

奥に進むと突然の開放感「読み聞かせホール」が現れます。

天井の丸窓からは外の光が差し込み、ドーム型の壁面は本棚になっています。

斬新なデザインから建築関係の企業が社内研修の一環で訪れることもあるそう。

地中に潜り込んで本と出合う 知を蓄え想像力を養う「地中図書館」
天窓から差し込む光
地中に潜り込んで本と出合う 知を蓄え想像力を養う「地中図書館」
壁面に広がるドーム型本棚

食と自然を中心にこだわりの本選び

地中図書館は自然や農的な暮らしに関する本を中心に、ここの世界観に合う本にこだわり選書しています。

小さな図書館なので空間活用のため本棚の所々にソファやスツールを設置。

深く入り込めるコーナーや個室もあり、読書に集中できる空間が用意されています。

地中に潜り込んで本と出合う 知を蓄え想像力を養う「地中図書館」
本棚のソファースペース
地中に潜り込んで本と出合う 知を蓄え想像力を養う「地中図書館」
読書に没頭できる個室も

また、館内には万華鏡が隠されていて遊び心があふれます(本の保護のため貸し出しや館内での飲食はできません)。

草木が生い茂る季節は森のような雰囲気になるので、ヘンゼルとグレーテルが森をさまよっていたらお菓子の家があったような「森の中に図書館があった!」というイメージで、植物たちと共に育っていく図書館です。

地中に潜り込んで本と出合う 知を蓄え想像力を養う「地中図書館」
担当者の山名さん

(取材・執筆/平田涼)

地中図書館
住所/千葉県木更津市矢那2503(KURKKU FIELDS内)
※地中図書館の利用にはKURKKU FIELDS MEMBERSHIPの登録と予約が必要です
ホームページ/https://kurkkufields.jp/experience/library/