知的障がい児者が日々の生活をその人らしく、安心、安全に暮らしていけることを願って活動している「鎌ケ谷市手をつなぐ親の会」を取材しました。

公開 2026/01/08(最終更新 2026/01/08)

雪道

雪道

高知県出身、船橋市在住。元英語講師。ロック好き。読書好き。月村了衛、笹沢左保、有栖川有栖が好きです。残りの人生の目標は、ピアノとドイツ語をならうこと。好きな言葉は「ご縁」。

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地域福祉の礎を共に築いた日々

戦後間もない1952(昭和27)年、東京。知的障がい児を育てる母親らが中心となり、後に全国組織となる「手をつなぐ親の会」は誕生しました。

教育や就労に関する政策の整備と充実、福祉の向上を求める活動の中で、各都道府県には下部組織の「育成会」が発足。

そして1977(昭和52)年、千葉県育成会への登録を経て「鎌ケ谷市手をつなぐ親の会」は活動を開始しました。

同会では季節行事や情報交換といった交流事業や、福祉理解の促進を目指す講演会・勉強会などを開催。

1988(昭和63)年には、自宅で過ごす「在宅児」の日中活動の場を作ろうと、会員らがボランティアで運営する作業所を開設。

学齢期特有の悩みや困りごとを共有する「ジュニア部」では、全国展開するキャラバン隊公演を主催し啓発活動を進めたことも。

「障がいのある子どもを育てる親として、同じ立場で共感し合い、手を取り合って活動してきました」。

4代目会長を務める飯髙優子さんは、温かいまなざしで振り返ります。

手を取り合って、子どもの幸せを願って NPO法人鎌ケ谷市手をつなぐ親の会
飯髙優子さん

心のよりどころ つながりを大切に

現在は就労継続支援B型の作業所あっぷると、鎌ケ谷市役所の総合福祉保健センター2階で喫茶「とまとはうす」を運営しています。

障がい児の保護者を対象とした茶話会も始めました。

手を取り合って、子どもの幸せを願って NPO法人鎌ケ谷市手をつなぐ親の会
「あっぷるは、仲間たちと作業しながら楽しく安心して過ごせる事業所です。いつでも見学においでください」と飯髙さん

「何でも自由に気楽に話せる場です。先輩たちの経験談もお役に立てればうれしいです」法整備が進み、多様性に寛容な社会へと変遷する中でも「大切なのは心のつながり」と飯髙さん。

災害時の対応など、常に心にかかる課題と向き合いながら、地域でその人らしく安心して暮らせる共生社会を目指し、歩み続けます。

問い合わせ
電話番号/047-404-5723
事務局・飯髙

※第4回茶話会を2026年2月に開催予定。詳細は1月15日発行の広報で確認を